保育園のチームワークに必要な”多様性”とはなんだ?を真面目に考える☆彡

◇:保育士も幼稚園共有も保育園/幼稚園の中でチームプレーって大切ですよね?

オリンピックの問題から注目されている”多様性”という言葉。保育園で働くにしろ、幼稚園では楽に白保育士様同士のチームワークってとても大切ですよね?そんなチームワークの為には実は”多様性”という言葉はとても大切になるのです。そしてチームに一人いると、不思議とチームワークが最高にあがっちゃう特殊能力をもっているキーマンがいるのですよ。

ではどうすれ最高のチームになるのか?これを今日は”多様性”という言葉を考えながら心理学の観点で、お伝えしていきます!!保育園の運営でチームワークで悩まれている方がいたら、参考にしてくださいね。保育園/幼稚園での保育士様のチームワークを上げるためのポイントは、ズバリ3点になります!!

◇:チームワークを上げるためのポイント

① 人の気持ちがわかる人をチームに入れよう
② 多様性を認めよう
③ 外交的な人だけではなく、内向的な人も入れていこう

それではさっそく講義を進めていきましょう☆彡

1:人の気持ちがわかる人をチームに入れよう

「人の気持ちがわかる人」を心理学では「社会的感受性」なんて表現をする事があるのですが、この社会的感受性が高い保育士/幼稚園教諭様を1名チームに入れておくと、あら不思議!!チームワークは最大化され、保育園でのパフォーマンスは最大化されます。チームワークが良いという事は保護者様からのみた心象も大きく向上いたします☆彡

では社会的感受性というのは、何なのでしょうか?これは他人の心理が把握できる人の事を社会的感受性といいます。「えー??世の中にそんな人いますか?」と思ってしまうかもしれませんが、実は意外と皆さんの側にいるのですよ。きっと皆さんの保育園や幼稚園にも社会的感受性が高い保育士様がいるのです☆

そしてこの社会的感受性の高い保育士様をリーダーやリーダーに近いポジションに置いておくと、保育チームのパフォーマンスを最大化させることが可能となります☆彡保育園や幼稚園と施設形態に関わらず、社会的感受性の高い保育士はチームにとって貴重な存在となります♪

実際に社会的感受性が高い保育士様がいたらどのような効果が出るのでしょう?これらをお伝えするために、2010年のカーネギーメロン大学で「チームと社会的感受性」というテーマの実験をお伝えします☆彡

約700名を2名~5名のチームにわけて「頭を使う作業」をしてもらったときに、どのチームが一番成績が良くなったのかを調べる実験になります。

ずばっと答えをお伝えするとチームに「社会的感受性」がある方が入っているチームが、圧倒的に成績が良かったんですよね。特にこの社会的感受性が高い人が、リーダーやリーダーに近い役割を持つとより成果が高かったという結果になっていたようです。

保育士様の働き方にも活かせますよね?保育園や幼稚園のチームで考えても有効的にチーム設計が出来ると思います!!

この実験の面白い所は偏差値やIQ、つまり世の中的に「頭がいい」って言われている人がチームに入っても組織としての成果は変わらなかったんですよね。つまりチームワークというのは、どれだけ「他人に対して興味が持てるか」、そして「他人に興味が持てる人が一人でもいるのか?」がポイントになるのです。

そんなこと言ったって誰が社会的感受性が高い保育士/幼稚園教諭なのかってわからないじゃないって思いませんか?そんな疑問にお答えするチェックリストを作りました☆お時間作って保育士/幼稚園教諭の皆さんで、楽しみながら心理テストしてみてください♪

それではさっそく下記の項目で簡単なテストをしてみましょう☆彡

◇:社会的感受性の高さをはかるチェックリスト

□ 朝一番で出会った保育士や園児たちが元気がないと”なんとなく”わかる
□ 相談を受けていると自分の事のように感じることができる
□ 自分自身が対外的に発する発言の内容が非常にポジティブである
□ 映画やドラマなどをみたら、自分自身もその主人公になった気持ちになる
□ 悩んでいると思う同僚や部下の保育士/幼稚園教諭を見かけたら必ず声をかけている
□ 悲しみや喜び、ちょっとした保育士/幼稚園教諭のしぐさで、なんとなく人の気持ちがわかる
□ 保育士/幼稚園教諭が行動したくなるような、動機付けになるやる気のでる発言が多い

さて7項目ありましたが、保育士/幼稚園教諭の皆さんどれくらいチェックがありましたか?このテストはあくまで社会的感受性を知る為の心理テストになるので、チェックが少なかったからといっても落ち込む必要は全然ありません(^^)/

もしもこのテストで”5項目以上チェック”があるのであれば、社会的感受性が高い保育士/幼稚園教諭と言えます☆彡是非このような保育士/幼稚園教諭がいたら、リーダーに置いてみたり、各チームに一人配属してみると「あら不思議!!」自然とチームの雰囲気が良くなったりパフォーマンスがグイグイあがりますよ。

特に何となく雰囲気が悪いチームに、社会的感受性が高い保育士様が一人入るだけで効果てきめんです☆不思議とチームワークが良くなってきたり、周りからの印象が大きく変わってくるのです。つまり保護者から見ても「〇〇保育園って最近凄く印象が良いよね!!」みたいな副次的効果もあるのです。

なんと素晴らしい!!それならば全員を社会的感受性が高いチームを作ったら最強じゃないですか!!と思った保育士/幼稚園教諭のみなさん!!「ちょ、待てよ(キムタク風w)」ですwww

注意しなければいけないのは、全員社会的感受性が高い保育士を揃えてチームを作ればいいかと言えばそれは大きな間違いなのです。これぞまさに次のテーマでもある”多様性”という話になるのです。まずはこの社会的感受性が高い人たちのデメリットをお伝えします。

1:実はとっても傷つきやすい
人の気持ちを誰よりも理解し、そばにいる保育士/幼稚園教諭様を、前向きにしようと働きかける為に、実は自分自身はとても傷つきやすい性質があります。

2:相手に合わせてしまう
良く言えば柔軟ですが、悪く言えば自分自身の考えがないと言えます。チームのベストパフォーマンスを考えるので、自分自身の意見を曲げて、争いをさけて相手に合わせてしまう傾向があります。

3:甘えるのが下手
人の気持ちがわかるので、自分が甘えてしまう事で傍にいる保育士/幼稚園教諭の仲間に迷惑をかけてしまうと思い、一人で抱え込んでしまい、自分自身が結果として傷ついたり、周りは自分の感情を理解してくれないと思いがちです。

チームワークの良さというのは、お互いを最大限補填しあう事でより強くなるので、同じタイプの保育士/幼稚園教諭だけ、つまり社会的感受性が高い人だけを配置してしまうと居心地は良いかもしれませんが、新しい何かを生むことが難しく、安定運用にはなりますが、実は視座が下がってしまう事が多いのです。新たなイノベーティブな意見は出てこない可能性が高いのです。

つまり社会的感受性が固いリーダーをサポートしてくれるメンバーもまた、チームとしては大切なメンバーになります。そうです、これぞまさに最近はやりのキーワードである”多様性”になるのです。

2:多様性を認めることが最高のチームを生むのです

”ダイバシティ”とか”多様性”って言われるこの言葉。人種も国籍も、年齢も性別も超えて、もちろん働き方も、2つ以上の思想を認め合っていきましょう!!という意味合いになります。とてもいい言葉になるのですが、悪い意味でオリンピックの失言問題で話題になってしまった言葉です。

例えばラグビー日本代表は、国籍も年齢も超えたチームになり、まさに多様性を絵にかいたような理想の組織と言えます!!実はこれが保育士/幼稚園教諭のチーム設計になり保育園や幼稚園の中では大切なのです☆彡

これも先に記載した大学での実験になるのですがさらに面白い研究結果があります!!同じく「頭を使わせる作業」をしてもらったのですが、男性のみのチーム、女性のみのチーム、男女混合チームの3チームで競わせた場合、どのチームが一番成果が出たか?という実験になります。

そうなんです、多様性を認めた男女混合チームが一番成果が出たのですよ。究極ですが、性別だけではなく、国籍も、年齢も実はバラバラになっている方が、様々な意見が出やすく、解決方法も提示しやすくなっているのですよ。ですので保育園の中にも男性保育士様がいると雰囲気が変わる!!なんて良く伺いますが、これもまた多様性が生んだ効果といえますね☆

よく男性保育士が一人いるほうが雰囲気が良くなるなんて話を伺いますが、まさにこれも多様性なのです!つまりチーム編成で大切なのは多様性になります!!

例えば新しく保育園を開園したり、プロジェクトの為に新しくチームを作ったり、新しい保育士/幼稚園教諭のチームを作るときは、自然と自分自身がやりやすいメンバーを選ぶ傾向があります。もっと言えば、自分自身と性格や業務のやり方が近しい人を選ぶ傾向があります。

さらに言えば「一緒にいると面倒くさい人/面倒な意見を言ってくる人」を除外する傾向があるので、自分自身が「何かを言いやすい人」でチーム形成するケースが多いのです。これこそまさに「多様性を除外してしまっている」と言える状態なので、新しい考え方や、切り口の違うリスク管理も実はできないのです。

保育園や幼稚園で”働く”という事は正解がわからない時が沢山あります。学校のテストと違って、社会の問題は正解がないのですよね。ですので同じ側面から課題を解決したいと思っても、多様性がなければ全員が同じような意見になってしまう為、何かを解決できる可能性は著しく低くなってしまいます

なので保育士/幼稚園教諭の皆さんが学年ごとやチーム、プロジェクトなどでチームを作り、そして何か問題や課題があった時は多様性を認めるチーム作りが大切になってきます☆彡どうしても人員数の問題で、多様性のあるチームが作れないなら下記の視点で物事を考えてみましょう☆

□:女性の保育士ならどう考えるか?男性のならど保育士う考えるか?
□:10歳年下の保育士ならどう考えるか?
□:10歳年上の保育士ならどう考えるか?
□:別の有資格者、つまり幼稚園教諭なら(保育士なら)どう考えるか?
□:外国籍の保育士から見たらどう考えるか?
□:自分が園長(経営者)だったらどう考えるか?
□:反対意見を言う保育士だったらどう考えるか?
等々

難しいかもしれませんが、自分の中で多様性を生み出してみましょう☆彡様々なく角度から、様々な知見を入れて議論するとより、解決方法が具体的になって色々な方法論で見えてきます。多様性のある組織はそれこそ、言い争いになってしまうかもしれません。しかしその時に社会的感受性が高い人が一人いると、よりその議論を上手にまとめることができたり議論でケンカ・・・なんて悲しい話になりにくくなります☆彡

チームの多様性や社会的感受性が高い保育士が一人いるというのはとても重要になりますよね。これって実は保育士/幼稚園教諭様の転職活動にも大切な事なのです!!

というのも実際に保育士/幼稚園教諭様の皆様が求人を見つけて、保育園で面接をした時、あまりにも同世代ばかりで、採用自体も同世代を求めていると、実は多様性を受け入れていない保育チームの可能性もあるので危険かもしれないですよ。

得てして若い方が多いというのは、採用に成功していると思われがちですが、逆に言えば同じ目線の人たちだけが集まってしまい、今いる保育士様だけでは課題解決が出来ない可能性もあります。

3:外交的な人だけではなく、内向的な人も入れていこう

引き続き多様性の話を進めていくのであれば、新しくチームを作っていくときに陥りがちな盲点があるのです。それは意外なのですが。。。外交的な人だけでチームを作ってはいけないという事です!!

というもの、仕事をするうえで、特に社外の方と多く話す機会が多いのであれば、外交的な人がいた方が、コミュニケーションも上手くいくと思っていました。保護者様とお話しする機会が多い保育士様はまさにだと思います。

それにも関わらず!!なんと外交的な人だけとはダメとは・・・これもまさに多様性を除外してしまっている考え方になるのです!!

というのも2012年にカリフォルニア大学で行われた研究によれば「外交的な人は意外とチームの能力に貢献しない」という恐ろしい研究結果が出ています。

この研究では、まずチームを作り、そしてそのメンバーが外交的か内向的かを測りビジネスの現場でプレゼンテーションをさせるというものでした。その結果、内向的な人材がいないとチーム全体のパフォーマンスが上がらないという結果がでました。では外交的な人たちばかりのチームはどのような事が起きてしまったのでしょうか?

◆:外交的な人が陥る失敗

・何とかなると精神論でカバーする
・喋れば伝わると思ってしまっている
・しっかりとした準備をしない
・フェアな目線で物事を判断できない

等が起きてしまったようです。どうですか保育士/幼稚園教諭の皆様、「うーん・・・なんか想像つくww」と思いませんかww

保育業務というのは社外的な業務、社内的な業務があり、そして外交的な人がいて、内向的な人がいて。それこそがまさに多様性になるのです。ですので外交的な人というのは言わるオフェンスタイプですよね。内向的な人というのはいわゆるディフェンスタイプですよね。

攻撃だけでも守備だけでも、スポーツはできません。保育士/幼稚園教諭の皆様と言えどもまさにチームという点では同じなんですよね。まさにラグビー日本代表の圧倒的パフォーマンスもこの多様性の考え方が強く生きていると思います。

最高の保育チームで働いてみたいと思ったらいつでも相談してください☆社会的感受性をいかして、多様性のある職場で働きたいと思ったらいつでも相談してください☆彡

その他のおすすめ記事