新規園の求人でオープニングスタッフとして働くメリット/デメリット

◇:新規園の求人はやっぱり魅力的に感じます

保育士が求人を探す時に気になるのは「新規園」や「オープニングスタッフ」の求人になりませんか?新しい保育園は綺麗だし、やっぱりテンションが上がりますよね☆実際に新規園の求人を探してオープニングスタッフとして働きたいと思っている保育士も多いのです。

それでは「新規園でオープニングの求人があれば、希少性も高いのでメリットばかりですよね☆」と思いますが、もちろん新規園の求人にもメリットもあればデメリットもあるのです。保育士自身の転職希望条件にあわせて、本当に新規園で働く事が良いのか?それとも既存園で働く方が良いのか?本日は徹底解説していきましょう!!

◇:新規園ってそもそもどんな求人が多いのですか?

新規園の求人とは、その名の通りになりますが、新しく保育園を設置する事になります。一般的に新規園で働く職員を募集する事をオープニングスタッフ求人と言います。求人としては保育士を募集する事はもちろんですが、園長や調理師、事務など保育園の運営で必要な全ての職種を対象として募集する事が多い印象になります。

4月の開園というのが一般的には多いので、求人としては早ければ1年近く前から採用活動する事もしばしばある事あ特徴です。そしてその開園準備からオープニングスタッフは関わる事が出来る事が魅力であり、大変さでもあるといえるでしょう。

◇:そんな新規園のオープニングスタッフ求人って多いのですか?

待機児童の問題もあり新規園は増えています。ただし自分が働きたいと思っているエリアに10園も20園も新規園が開園されるのかと言えばそんな事はありません。エリアによっては新規園が全く開園されないエリアもあります。

新規園は転職希望の保育士の通勤可能圏内に1つオープニング求人があればラッキーと言えるくらい希少性が高い求人と言えますし、受験希望者も多い為に既存園に比べて採用ハードル自体は高くなる傾向があるのです。

ですので「ちょっと遠いかな?」と思ったり、「ちょっと条件が異なるかな?」と思っても、新規園で働いたい!!とかオープニングスタッフとして働きたいと思っているなら、積極的に面接に行ってみる事をお勧めします。

◇:保育士が新規園でオープニングスタッフとしてて働くメリットはコレだ!!

そんな希少性が高く採用ハードルが高い新規園のオープニングスタッフ求人になるのですが、入職してからこんなはずじゃなかったのに…と枕を濡らさないようにしっかりと保育士が新規園で働くメリット/デメリットを解説していきましょう!!保育士が新規園で働くメリットは4つです

◇:保育士が新規園で働くメリット
1:新しくて綺麗な保育園で働ける
2:人間関係をゼロから築く事ができる
3:キャリアアップの可能性が既存園よりも高い
4:保育園をゼロから自分たちの力で運営していると実感できる

それでは1つ1つ解説していきましょう☆彡

1:新しくて綺麗な保育園で働ける

新しい保育園、キラキラと綺麗な保育園、保育士が新規園で働いていれば、周りの保育士もうらやむような環境で働く事が出来ます。新築のニオイはその時しか味わう事の出来ない感動体験になります。また保育園の作りも、保育士や園児の事を考えた導線になって、より働きやすい環境に

清潔に整っている環境なので、ほんの少しの汚れも良い意味で気になり全員が「綺麗にしなければ!!」という意識も働きやすいのです。また設備に関しても最新の機器が入っている可能性もあります。パソコンやタブレット、勤怠管理に、ICTツールと、新規園をモデル園として業務効率を良くしようと挑戦してみるケースもあります。

2:人間関係をゼロから築く事ができる

転職を考えたことのある保育士であれば「人間関係」に悩んだこともあるでしょう。実際に転職の理由として人間関係は常に上位にくる項目でもあるのです。既存園であれば、もうすでに保育士同士が顔見知りであり、その環境に飛び込んでいくので、「新しい関係を築く事が出来るかな?」と周りに気を遣う事も沢山あるでしょう。

新規園のオープニングスタッフ求人であれば全ての保育士が「はじめまして!!」という関係性になる為に、全員がゼロから人間関係を築く事ができるのです。全員が同じ思いをもって、全員が同じタイミングから「よーいドン!!」でスタートするために、若い保育士もベテランの保育士も「新規園の運営」という同じ目線で、フラットに議論しやすい環境と言えます。

3:キャリアアップをして入職できる可能性がある

既存園であれば年功序列で園長や主任が決まる事が多い為に、管理職のポストが開いていないケースがあります。また管理職になりたい!!と思ったとしても何年も待たなければいけないケースもあります。しかし新規園のオープニングスタッフ求人であれば、園長や主任を同時に募集している事もある為に、経験を積みチャレンジしたいという思いがあれば、キャリアアップしてスタートする事が出来る可能性があるのです。

ベテランの先生が多い既存園では自分自身の希少性に気が付かなかったとしても、新規園で若い保育士が多い環境であれば、一気に希少性が高い保育士になるのです。管理職になりたいと思っていても、既存園でチャンスがなかったり、時間がかかりすぎると感じるのであれば、新規園のオープニングスタッフ求人はお勧めと言えます。

4:保育園をゼロから自分たちの力で運営していると実感できる

既存園であれば、就業規則もあり様々なマニュアルもあり、入職した保育士はそれらをもとにして日々保育業務を行います。一方で新規園に関しては、基本的な就業規則やマニュアルはありますが、これらもゼロから作るケースもあります。

今まででと異なる保育園を運営する事にも関わる事が出来る為に、視野が広がり新たな保育の楽しみを感じる保育士も少なくありません。今まで管理職を希望したことのなかった保育士が、保育園の運営に関わるルール設計などをする事により、管理職に興味が出た!!というお話を聞いたこともあります。

既存園であれば長い歴史があり、そして様々な経験をもとに練り上げられたマニュアルがありますが、新規園にはまだそれがありません。今後の運営や仲間になる保育士の為になるものを作り上げる為に、負担も大きくなりますが、新しい事をみんなと作り上げる事はとても充実した時間になりますし、達成感もはかり知れません。自分たちが作ったルールやマニュアルはやっぱり愛着がありますし、より園を好きになりますね。

ここまで読むと、「おおお、新規園最高ですね!!オープニングスタッフ求人で働きたいです!!」と思った保育士も多いでしょう。しかしもちろんデメリットがある事も事実なので、このデメリットに関しても理解して、オープニングスタッフ求人で働きましょう☆

◇:保育士が新規園でオープニングスタッフとして働くデメリットはコレだ!!

メリットを読みながらも勘の良い保育士様なら「あれ?このメリットって実は結構デメリットも含んでいるな…」と感じたでしょう。そうなのです、メリットが大きければ大きいほど、同様のデメリットもあるのです。実際に新規園で働いた保育士様の感想を伝えながら、デメリットをお伝えしていきましょう!!新規園で働くデメリットは主に4つです

◇:保育士が新規園で働くデメリット
1:近隣の施設やご家庭、地域との関係性もゼロからスタート
2:思っている以上に開園準備が忙しい
3:成功も失敗も前例がない為に、臨機応変な対応が必要
4:特に経験者や役職者は負担が増える可能性が高い

それでは1つ1つ説明してきましょう!!

1:近隣の施設やご家庭、地域との関係性も保育士の関係性もゼロからスタート

保育士同士の人間関係をゼロからスタートできることは実はメリットだけではありません。どんな保育士が働いているのか?どんなスキルを持っていて、どんな性格なのか?ここもわからないところからスタートします。年齢もキャリアもバラバラなので、「なんでこんな事知らないんだろう?」とか「なんでこんな考え方になってしまうんだろう?」と保育理念がずれていて逆にやりにくいケースもあります。

また特に地域とのコミュニケーションもゼロからスタートになります。「あれ?こんなところに保育園があったの?」と思われてしまう事もあれば、「今まで静かだったのに、園児たちの声がうるさい!!」と言われてしまう事だってゼロではありません。

近隣とのコミュニケーションがない為に、あいさつ回りをする事もあります、勤務外での対応が必要になるケースもあります。保護者や近隣住民としっかりとコミュニケーションをとり、保育園の理念や教育方針を語れるようになる事もまた大切なポイントと言えます。

2:思っている以上に開園準備が忙しい

新しい事を保育士たちで作り上げる事は、とても責任感があり今まで経験してこなかった楽しい作業でもあります。一方で開園に向けて何か月も前から準備をする事も多々あります。新規園でありオープニングスタッフになる為に、準備されているものは何もなく、自分たちですべてを作らなければいけないのです。

例えば椅子や机これだった準備されていないかもしれません。読み聞かせに必要な絵本もありません。ゼロからこれらを探して必要なものをそろえる事は、楽しさもありますが、忙しさも同様にあります。また園長職であれば、内装や申請の書類などとその範囲は多岐にわたります。

忙しさから「こんなはずじゃなかった」と思う事もあれば、ふと忙しさから涙が出てしまう事があったと聞いたこともあります。忙しかった分、大変だと感じた分、感動する事も達成感も今まで感じたことのない喜びを感じる事もできます。

3:成功も失敗も前例がない為に、臨機応変な対応が必要

その名の通り新規園になるので、園としての前例が一つもないのです。マニュアルを作っていたとしても、想定外の事も発生するために、保育士の今までの経験をもとにした臨機応変な対応が求められます。

経験豊富なベテランの保育士様であれば対応できることも、初めて保育園で働く保育士には戸惑ってしまう事も、経験の差から出てくる可能性があります。こんな時ほど新規園のオープニングスタッフならではのチームワークでカバーしあう事が大切になります。

4:特に経験者や役職者は負担が増える可能性が高い

新規園では前例がなく過去の経験をもとにした臨機応変さが求められるという事は、経験を積んだベテラン保育士や園長職の保育士は相談される事が今まで以上に多く、業務も多くなる傾向があります。

「これは私の仕事じゃないのに~!!」と思いたくなるような事も、「なんでこれくらいできないの?」と思ってしまう事も、新規園が故にフォロー体制や役割分担に関しても構築できていないのです。

しかし自分自身の介入が大きいほどに、若い保育士たちの成長を間近で見る事もできるので、園児の成長と同様に若い保育士の成長を見て、感動を覚える事もあります。

◇:新規園のオープニングスタッフ求人っていつ頃から出るのですか?

新規園のメリットもデメリットもわかったうえで、やっぱり新規園のオープニングスタッフ求人を探したい!!と思ったら、次はいつから求人を探せば良いのか?というのが気になりますよね?

新規園の開園は4月オープンがほとんどです。早ければ1年前から募集をするときもありますが、傾向としては9月10月頃の秋口から情報が解禁になる時が多い印象です。逆に言えば新規園のオープニングスタッフ求人は人気求人になる為に、4月オープンであれば、1月くらいから探せばいいかな?とスタートが遅れてしまうと、その時には求人がなくなっている可能性もある為に、早いタイミングから情報収集する事が重要となります。

そして開園前に入職する保育士と、開園時に入職する保育士の2つの求人のパターンにわかれます。開園前の求人は園長や主任のような管理職求人が早いタイミングでる傾向がある為に、キャリアアップを考えて管理職求人を狙っているのであれば、それこそ1年前のタイミングから探しておくと、求人を見過ごしてしまう事は少なくなります。

◇:新規園のオープニングスタッフ求人はエリアによってそんなに変わるのですか?

新規園は増えていると言っても、エリアによっては大きな差があると前段でお伝えしましたが、ではどのようなエリアで求人が出る可能性が高いのでしょうか?保育園を必要とするエリアというのは、まさに待機児童問題が明らかな課題になっているエリアと言えます。

つまり都心部で新規園が開園される事が多くなっています。エリアによっては新規園ではなく統合されるケースも少なくありません。自分自身の通勤可能範囲を定めておきながら、新規園のオープニングスタッフ求人の情報収集をする事がお勧めです。例え新規園で働けたとしても、通勤距離が遠すぎれば日々の負担も増えてしまう為に、距離と新規園のメリット/デメリットを考えながら意思決定すると後悔のない転職活動になるでしょう。

◇:情報収集ってどうやれば良いのですか?

保育士個人でできる情報収集の方法としては、ハローワークや求人広告で求人を確認したり、気になる法人があるのであれば、そのホームページを見たり、自治体のホームページで見る事で新規園のオープニングスタッフ求人を見つけることができる可能性があります。

一方で日々保育園で働いている保育士が頻繁に確認できるかと言われると、これは正直難しいと思います。では新規園のオープニングスタッフ求人を探すには何が一番良いのでしょうか?一番お勧めできるのは、職業紹介サービスに早いタイミングで登録して、新規園の求人が出れば教えてもらうのが一番早く正しい情報が集まります

というのも新規園のオープニングスタッフ求人は非公開求人になる傾向がある為に、ハローワークや求人広告で掲載されない事も多いのです。一方で職業紹介サービスであれば、日々保育園や法人人事部とコミュニケーションをとっている為に、最新の新規園のオープニングスタッフ求人の情報を頂けるケースが多いのです。

保育士求人JOBSも厚生労働大臣の認可をもらい職業紹介サービスをしているので、新規園で働きたい!!情報収集したい!!と思えば、早いタイミングで情報収集する事をお勧めいたします。

自分自身の通勤可能範囲や転職の条件(お給料や定員数等)を伝えることで、自分の条件にあった求人をかわりに探して教えてくれるのです。また、転職活動のさまざまな不安なども相談できるほか、履歴書や面接対策などをバッチリ対応してくれるので、内定が出る可能性が高くなると言えます。

新規園に転職したい場合、公開されている園の情報が少なく判断に困ってしまうこともあるかもしれないので、転職サービスを利用することを検討してみるのがやはりお勧めの方法と言えます☆

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