子どもたちの心をしっかりつかむ!保育士が身につけたい「超傾聴力」〜3つの基本スキルと保育現場での応用テクニック〜
子供たちの心を開く保育士になる超傾聴力〜3つの基本と保育園での応用~ ◇:もしも子供たちが心を開いてくれてば、もっと日々の保育業務が楽になる 園児たちの中には、自分の気持ちをうまく伝えられない子、積極的に話すのが苦手な子 […]
保育士として働いていると、「私、保育士に向いていないのかな…?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。特に、保育士1年目の頃は、慣れない環境や初めての仕事に直面する中で、自信を失ってしまうこともありますよね。
例えば、新人保育士さんはすべてが新しい経験ですし、社会人としての初めてのチャレンジでもあります。そんな中で、うまくいかないことが重なると、「保育士には向いていないのかも…」と感じてしまうことは決して珍しいことではありません。
また、保育士を目指している保育学生からも、「実習を経験して、自信をなくしてしまった…」という声をよく耳にします。「自信を持って!」と励まされても、そんなに簡単に自信が持てたら苦労しませんよね。自分が「向いていないかも」と思ってしまったら、なかなかその気持ちから抜け出すのは難しいものです。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。「保育士に向いていない」と思うことは、本当にダメなことなのでしょうか?「向いていない=保育士を辞める」という選択しかないのでしょうか?そして、そもそも保育士に向いていると感じるような「自信」を持っていることがそんなに重要なのでしょうか?実は、保育士を続けることに「自信がない」と感じることも、悪いことばかりではないかもしれません。ネガティブ思考が成長のプラスになるという論文も増えてきています。結論的に伝えるのであれば「保育士 向いてない」と悩んでいるのであれば、その悩みを持てることは、むしろ「保育士に向いている」と伝えられます。
実は、自信には2つの種類があることをご存知ですか?持っていた方が良い「健全な自信」もあれば、逆に持たない方が良い「危うい自信」もあるのです。驚くかもしれませんが、時には「自信がない」状態の方が、冷静な判断を促し、より良い結果を生むこともあるんですよ。
たとえば、変に自信を持っていると、自己過信に陥り、大きな失敗を招くこともあります。そういった失敗を防ぐためには、適度な不安や慎重さがむしろ役立つ場合もあるのです。「保育士に向いていないかも…」と思って悩んでいる今のあなたも、実は成長の一歩手前にいるのかもしれません!
「私、保育士に向いていないのかも…」と感じて、自信を失ってしまったことはありませんか?保育士として働いていると、日々の業務でうまくいかないことがあったり、周りの先生と自分を比べてしまうこともあるでしょう。「あの先生は自信満々で羨ましい…」なんて思ったこと、誰でも一度はあるかもしれません。
でも、実は「自信」というものは状況やタイミングによって大きく変わるものです。例えば、私の友人であるA先生も、入社当初は自信に満ち溢れていました。ピアノも得意で、子どもたちと楽しそうに歌を歌っていたんです。でも、そんなA先生が発表会の前になると急に不安そうな顔を見せ、「本番で失敗したらどうしよう…」とプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。
普段は自信を持って堂々としているように見える人でも、特定の状況下では自信を失ってしまうことは珍しくありません。つまり、自信というのは固定されたものではなく、周囲の環境やその時の状態によって大きく揺れ動くものなんです。このことは保育士として働くあなたにも当てはまりますよね。
アメリカのジョージア大学が行った研究によると、「自信」には2つのタイプがあることがわかりました。1つは持っていて良い「健全な自信」。そしてもう1つは、持っていると逆に危険な「不健全な自信」です。保育士として「自信がない」と感じてしまうことに悩んでいるかもしれませんが、実は、むしろ自信を無理に持たない方が良い場合もあるんです。
例えば、B先生の話をしましょう。B先生は何でも「大丈夫、私に任せて!」と自信満々なタイプで、子どもたちや保護者からの信頼も厚い先生でした。しかし、ある日、運動会のリハーサルで子どもたちを引率しているときに、少し油断してしまい、子どもが転んでケガをしてしまったんです。「私は大丈夫」という過信が、慎重さを欠いてしまい、結果的に大きなミスに繋がってしまいました。
このように、過剰な自信は時に大きな失敗を招くことがあります。だからこそ、「保育士に向いていないかも…」と感じる時に少し不安になることは、必ずしも悪いことではありません。慎重さや冷静さを持つことが、結果的に良い判断や対応につながることも多いのです。
参考:Computers in Human Behavior
「自信がない」と感じてしまう瞬間は、自分が成長している証かもしれません。実際に私が経験したことですが、初めての保護者面談のとき、私は全く自信がなくて「本当にうまくできるのかな…」と不安でいっぱいでした。しかし、その不安があったおかげで事前にしっかりと準備をし、当日は落ち着いて対応できたんです。
自信がないからこそ、準備を怠らず、慎重に物事を進められることもあります。そうした経験が重なることで、少しずつ自信がついてくるものなんです。そして、それが「健全な自信」へとつながっていきます。
生まれてこのかた自尊心が壊れたことのない、超絶なメンタルの持ち主だって世の中にはいます。逆に実はガラスのように繊細で壊れやすい自信もあります。HSPレベルが高いとも言えますよね。HSPに関してはとても面白いので、是非過去の講義をあわせて読んでください!!自分の繊細度がわかります。
さて話を戻してみましょう!!超人的なメンタルの持ち主で自信満々の人もいれば、ガラスのように繊細で壊れやすい自信の持ち主もいるだろうとジョージア大学の研究チームは考えたのです。つまりガラスのように繊細で壊れやすかったら、逆に危険もあるのではないか?と考えたそうです。
ジョージア大学の研究によると、自信には「安定型自信」と「防御型自信」の2つのタイプがあることが明らかになりました。100名の男女を対象に、ローゼンバーグ自尊心尺度(Rosenberg Self-Esteem Scale)を用いて実施されたこの実験では、参加者の自尊心を数値化し、その後、生活や仕事に対する満足度、幸福感などを測定しました。結果、自信が人々の行動や選択にどのように影響を与えるかが明らかになったのです。
私の知り合いであるAさんは、保育士として働き始めた頃、とても「防御型自信」を持っていました。周りの先輩や同僚からは、「頑張り屋さん」と評価される一方で、実は常に自分を追い詰めていたんです。Aさんは完璧に仕事をこなすことで評価されたいと思い、少しでもミスをすれば大きなストレスを感じてしまうタイプでした。
例えば、Aさんはいつも子どもたちと遊んでいる最中も、周りから「しっかりしている保育士」と見られたい一心で頑張っていたのです。でも、発表会や保護者との面談など、特に重要な場面になると、いつも自信を失い、前日は不安で眠れなくなることがありました。このような防御型自信は、一見頼りになるように見えても、実際には大きな負担を伴っているのです。
一方、Bさんは「安定型自信」を持つ保育士でした。Bさんはミスをしても、「次に活かせばいい」と冷静に考え、常に自分のペースを大切にしていました。彼女は他人と自分を比較することなく、自分の成長に焦点を当てることで、自信を積み重ねていったのです。
「保育士に向いていないのかな…」と悩む時、自分に自信がないことがネガティブに思えるかもしれません。でも、実はそれが悪いことではないのです。防御型自信よりも、自分のペースで成長していくことが大切だと、この研究は示しています。たとえ今は自信を持てなくても、少しずつ経験を積み、成長していくことで、自然と安定型自信が身についていきます。
安定型自信を持つ人は、自分の長所も短所も受け入れた上で、「自分らしさ」を大切にし、健全な自己肯定感を持っています。この自信は、保育士として成長するためにとても重要です。たとえ苦手なことがあっても、それこそ保育士向いてないなと感じてしまっても、それを認めながら自分にできることに自信を持つことが、保育士にとっての「向いている自信」に繋がります。
Aさんはピアノが苦手でしたが、絵本の読み聞かせが得意でした。最初は「自分は向いていないかも…」と悩むこともありましたが、子どもたちの反応が良いことで自信を持てるように。ピアノの苦手さも受け入れつつ、自分らしい保育ができるようになりました。このように、得意分野を活かしながら成長していくことで、安定型自信を築いていけます。
「保育士に向いていない」と感じることは誰にでもあります。しかし、安定型自信を持つことで、その悩みを前向きに捉え、自分の強みを活かしていくことができます。欠点も含めて自分を受け入れることで、保育士としての成長と子どもたちの笑顔に繋がるでしょう。
「保育士に向いていないのかな?」と自信を持てないことよりも、危険と言えるのが「防御型自信」です。防御型自信とは、「私は保育士に向いている!私こそ保育士の鏡だ!」と一見自信があるように見えても、実際には「自分の欠点」を受け入れられず、それを隠すために強がっている状態です。この自信は非常に繊細で、少しのトラブルやミスで簡単に崩れてしまいます。
Cさんは、普段は保護者対応にも自信があり、「任せてください!」と強気な発言をしていました。しかし、保護者からクレームを受けた時、急に動揺し、どう対応していいかわからなくなってしまいました。これは典型的な防御型自信の例です。自分の欠点や不足している部分を受け入れられないため、トラブルに直面すると一気に自信を失ってしまうのです。
防御型自信は表面的な自信に過ぎないため、深刻な問題が発生したときに対応力を失いやすいです。特に、予期しないトラブルや保護者クレーム、初めての業務に直面した際に、その脆さが明らかになります。自分の欠点を受け入れていないため、問題に対応するスキルが不足し、結果的に自信を喪失しやすくなります。これが、持っていない方がマシと言われる理由です。
防御型自信の保育士は、他者からの批判やトラブルに遭遇した時に大きなストレスを感じ、自己防衛のためにさらに強がったり、自信を完全に失ったりすることがあります。このような姿勢では、子どもや保護者、さらには同僚との関係にも悪影響が及ぶことがあるのです。
防御型自信を克服するためには、まず自分の欠点を認めることが必要です。自分に苦手なことがあっても、それを補うスキルを持つことや、助けを求める勇気が重要です。例えば、ピアノが苦手な先生が、絵本の読み聞かせや遊びの指導に自信を持つことで、保育士としての価値を見出すことができます。
また、他者からのフィードバックを前向きに受け入れる姿勢が大切です。失敗を恐れず、それを学びの機会として捉えることで、徐々に「安定型自信」へと変化していきます。完璧を目指す必要はなく、少しずつ成長していくプロセスが保育士としての力を高めてくれるのです。これにより、周囲に頼ることを恐れず、柔軟に対応できるようになります。
安定型自信を持つ保育士は、自分の「できないこと」を素直に受け入れています。そのため、苦手なことに挑戦する時も、「自分はサポートを得ながら成長できる」と考えることができます。例えば、保育士Aさんがピアノが苦手でも、その事実を認めて周囲に助けを求めることで、スムーズにトラブルに対応し、結果的に園児たちに笑顔を与えることができました。周囲からも助けを得やすく、トラブルがあった時も動じずに対応する力を持っています。
一方、防御型自信を持つ保育士は、見かけ上は自信に満ちていても、欠点を隠そうとし、自分の弱さを認められません。例えば、普段は「保護者対応は得意」と公言している保育士Bさんが、保護者からクレームを受けた際、急に不安定になり対応ができなくなってしまったという状況です。欠点を認めないために、トラブル時に周囲からの助けを得ることもできず、自信が簡単に崩れ去る危険があります。防御型自信を持っていると、逆にその自信が足を引っ張る可能性があるのです。
防御型自信は、表面だけの自信にすぎず、トラブルや予期せぬ事態が起こると脆さが露呈します。保育士としては、日々の業務だけでなく、緊急事態やクレーム対応時にしっかりと自信を持って対応することが求められます。しかし、防御型自信を持つ保育士は、自分の弱点を隠してしまうため、いざという時に周囲の助けを借りることができず、孤立してしまいます。
さらに、防御型自信は強がりや過信に基づいていることが多いため、トラブル時に指摘を受けたり、自分の欠点が露わになると、簡単に自信を失い、精神的に大きなダメージを受けるリスクがあります。このような自信の持ち方は、結果的に保育士としての成長を妨げてしまうことが多いのです。
防御型自信を克服するためには、自分自身が向いていると過信をしてしまうよりも、まず自分の欠点を認める勇気が必要です。保育士としてのすべての業務を完璧にこなす必要はありません。大切なのは、自分の苦手な部分やできないことを周囲に伝え、助けを得ることです。これにより、自分に必要なサポートを受けながら成長でき、安定型自信へと変わっていきます。
例えば、「私はピアノが苦手だけど、先輩にサポートしてもらえば子どもたちと楽しめる!」というように、自分の弱点を補う形で成長していくことが大切です。このプロセスを繰り返すことで、少しずつ「できること」が増えていき、それが本当の自信に繋がります。
「保育士に向いていないのかな?」と感じることは、決して悪いことではありません。むしろ、それは自分を見つめ直し、成長するチャンスです。自分の欠点や弱みを認め、周りの先生に助けを求めることで、周囲も自然とあなたをサポートしてくれるようになります。そして、周囲の助けを借りながら経験を積んでいくことで、徐々に自信を深めることができるのです。
もし「保育士に向いていないかも…」と悩んでいるなら、それは一時的な感情に過ぎないかもしれません。自分の欠点を認め、周囲のサポートを受けながら少しずつ成長していけば、きっと「自分らしい保育士」としての自信が自然と湧いてくるでしょう。自分を信じ、周りの力を借りながら一歩一歩進んでいくことが、安定型自信への道となります。
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