保育士として続けるべき?辞めるべき?判断のための10のポイント

保育士として続けるべき?辞めるべき?判断のための10のポイント

◆:「保育士 辞めたい」なら10のブラックチェック

”保育園/幼稚園/こども園”で働いていれば、保育士/幼稚園教諭の先生たちなら誰でも「保育士、辞めたい。」と1度や2度は思ってしまう事はあるでしょう。これは保育士様だけに限らず、組織の中で働いている人であれば、誰でも思った事がある事なので「私だけが辞めたい」ってすぐに思いがちなのかな?と心配する必要はありません。

しかし注意しなければいけないのはまさに「保育士 辞めたい」と思ってから、どのような行動をとるかです。ズバリ言うのであれば別の”保育園/幼稚園/こども園”の求人を探して、転職をした方が良いのか?それとも、今の職場に残ったほうが良いのか?これは本当に難しいですよね?例えば新卒で働き始めた1年目。他の環境と比較する事が出来ないので、「1年目で辞めたいなんて言うのは甘えかな?」と自己犠牲の精神で働く事もありますが、これも冷静に判断できなければ心が疲れるだけになります。

お給料だけを目的として転職をするのであれば、今よりも給与が上がる所に転職すれば良いので、比較としてはとても分かりやすいのですが、例えば給料は良いけれど、人間関係で悩んでいる時に「保育士、、、辞めたい、、、」と思ったときは、お給料を下げてまで、本当に”保育園/幼稚園/こども園”の求人を探し転職した方が良いのか?それとも残ったほうが良いのか?これはなかなか判断が難しいと思います。

保育士の友人に相談すれば「そんな保育園なら辞めた方が良いよ!!」といってくれる時もあれば、他の保育士の友人は「逃げちゃだめだよ!!絶対に続けた方が良いよ!!」なんて意見が分かれる事も沢山ありますよね。保育士を辞めたいと思った時、「うーん、私はどうすればいいんだろう??」と悩んでしまった保育士/幼稚園教諭の先生に向けて本日は講義しています。

「保育士、、辞めたい…」と思ったときに、心理学的に転職した方が良いかどうかわかるチェックテストを今日は解説していきましょう。このチェックテストはシンプルに10項目です。ちなみにこのチェックリストでは心理学的には3つでもチェックがついたら、危険な保育園といえますし、5つを超えるのであれば、非常に危険な保育園なので、すぐにでも転職した方が良いと言われています!!

参考:スタンフォード大学論文「キャリアの満足感を得るための秘訣」より

もしも悩みすぎてしまうのであれば、転職することも解決の方法です。保育士様ならたくさんの選択肢があり自分の理想叶える保育施設がたくさんあります。まずはどんな施設形態で働けるかを知っておく事も大切でしょう。そして自分がそこで働ける!と面接を受けたり自信を持ち選択肢を広げる事もとても大切なことになります。

保育士 働ける施設 一覧 保育士資格が活かせる

◆:「保育士、辞めたい」ならチェックテスト10項目

この研究はスタンフォード大学の組織行動学の世界で有名な、ジェフリー・フェファーの研究結果になります。恐ろしい事に、こんな職場にいると体を壊しますという事がわかったり、メンタルが壊れたり寿命が縮んでしまう職場の特徴がわかったと発表しました!!保育士の皆様が辞めたいと思っても、悩むこともあるのでこのチェックリストで学術的に転職した方が良いのかどうか?を客観的にみれるようにしておきましょう。

保育士/幼稚園教諭の先生たちもまずは、このスタンフォード式のチェックテスト10項目に回答してみましょう。何項目チェックがついたか数えてみてくださいね。チェック項目は保育士様用に少しオリジナルから変更しております。

◆:転職すべき職場かわかるチェックテスト

1:会社の福利厚生、特に社会保険、健康保険などの保険に入っていない(マタハラがある)
2:勤務時間はシフト制である(夜勤がある場合は☑)
3:残業や持ち帰りが頻発する(残業時間は人によりけりなので、自分がつらいと思ったら☑)
4:業績が不安定(業績の不安定さを感じさせる)
5:仕事のせいで家庭が犠牲になる
6:仕事に関する権限が少ない/意思決定が出来ない
7:仕事の責任が重すぎる(職位と責任があっていない)
8:仕事の量が少なすぎる(仕事中にやる事が少ない)
9:周りからのなサポートが少ない
10:保育園内で不公平が多い(上下関係が厳しすぎる、パワハラがある)

保育士/幼稚園教諭の先生たちいかがでしたか?こちらの転職すべきかどうかを判断するチェックテストで☑は何項目つきましたか?3項目以上あれば、危険な保育園の職場と考えられますし、5つ以上のチェックが入っていたのであれば、それは確かに「保育士…辞めたい…」と誰しもが思ってしまう環境と言えるのです。

ズバリ言うのであれば☑が3つ以上あるのであれば、今よりも良い環境の保育園が高い確率あると思って大丈夫です。それほどまでに実はこのチェック項目は「当たり前」の事が並んでいるのです。それではこの10項目を説明していきましょう。

保育士 辞めたい アンケート

1:会社の福利厚生、特に社会保険、健康保険などの保険に入っていない

そんな保育園ありますか?と思うかもしれませんが、たまにあるのですよ。。。自分で払ってくださいねって企業も実際にあるのです。保育士/幼稚園教諭の先生たちも「安心できる」という環境がとても大切になってくるので、この安心できるような福利厚生がない職場は、「保育士 辞めたい」と思ってしまう環境の可能性があるのです。

例えば福利厚生で産休や育児休暇があるにも関わらず、取得した保育士様が一人もいなかったらこの環境って安心できますか?マタハラと言う言葉もありますが、まさにこのような環境であればこれは「辞めたい」と思う環境です。保育士が働くうえで「当たり前の安心」はそれほどまでに大切になりますし、この保険となる安心がなくても大丈夫!!って人は独立していると思います(笑)

 

2:勤務時間はシフト制である

保育士の皆さんは、早出や遅出といった変則的なシフト勤務が日常的にあります。そのため、多くの方がシフト勤務に関するストレスを抱えることが少なくないでしょう。ただし、ここでの「シフト勤務」は、特に夜勤が含まれるケースを想定しています。生活リズムが乱れやすい環境で働く保育士は、心身に大きな負担を感じやすく、それが「辞めたい」と思う原因になることもあります。

生活のリズムを整えることは、保育士として働く上で重要です。特に、十分な睡眠が確保できない、あるいは睡眠が不規則になる環境では、誰でもストレスが溜まり、仕事を続けるのが辛く感じてしまうのは無理もありません。保育士としての仕事は、子どもたちと接するため体力的にも精神的にも要求が高く、安定した生活リズムがないと、仕事のパフォーマンスや健康に悪影響を及ぼします。

こうした理由から、保育園・幼稚園・こども園の中でも、シフトが不規則になりがちな職場環境は、ストレスの蓄積を招きやすく、長期的に働くには厳しいものがあります。

 

3:残業や持ち帰りが頻発する(残業時間は人によりけりなので、自分がつらいと思ったら☑)

これも生活リズムと同様の話になりますが、残業10時間が多いのか少ないのか?ではなく、自分自身が残業が発生する事によって”疲れ”が出てしまったり、”ストレス”を感じるのであれば、これは残業や持ち帰りが頻発する環境であると言えるので、☑を入れるべき項目となります。

残業を当たり前にしたり、残業を正当化するのであれば、そもそも求人票ってなんなんだ(笑)と思ってしまいませんか?残業が絶対に出てしまうの出れば、定時を8時~17時ではなく、8時~18時と記載すべきですし、それに対して納得感を持っていただける先生たちに入職してもらうべきです。

そしてサービス残業が多い環境もこれは☑になります。保育士様が辞めたくなる理由には残業の多さもありますが、さらに深堀すれば「サービス残業の多さ」もあります。サービス残業は保育士にとって当たり前ではありません。10分単位で残業代を支給する園もあるので、ここは要注意項目と言えますし、このチェックが1つ入ってるだけでも転職を検討した方が良いと思います。

 

4:業績が不安定(業績の不安定さを感じさせる)

「うちの保育園、大丈夫かな?」と、経営状態を理由に保育士や幼稚園教諭の先生たちに不安を抱かせるような職場環境は、良い職場とは言えません。経営者の役割は、会社の舵取りをし、安定した運営と利益をもたらすことです。そのため、「経営状態が悪いからコスト削減だ!」「みんなで残業して支えるしかない!」といったプレッシャーやパワハラで現場に負担をかけることは、保育士や先生たちに大きなストレスを与え、不安を抱かせる原因となります。

このような保育園や幼稚園は、まさにチェックが必要です。経営者失格といえるのは、現場に責任を押し付けたり、「業績が悪いから給料を出さない」「残業代は支払わない」といった、パワハラ的なコスト削減を行う経営者です。保育士や幼稚園教諭は、現場の子どもたちに最高のケアと教育を提供するために働いていますが、このような不安定な環境では、やる気やパフォーマンスが低下するのも無理はありません。

そのため、こういった環境にいる場合、「辞めたい」と感じるのは当然のことであり、長期的に考えても、より良い職場を探すことが重要です。経営者がしっかりと舵取りをして、現場の負担を軽減し、健全な運営を維持できる保育園や幼稚園が、保育士や先生たちの成長や満足度にも繋がります。

 

5:仕事のせいで家庭が犠牲になる

「家庭を犠牲にすることは正義だ!」なんてことは絶対にありません(笑)。もしまだご結婚されていない方であっても、プライベートを犠牲にする環境はできるだけ避けた方が良いでしょう。家庭や友人との良好な人間関係は、健康的な生活と仕事での成果を生むと学術的にも証明されています。

つまり、家庭やプライベートを犠牲にしてまで「仕事をしろ!」という考え方は、心理学的にはただストレスを増加させるだけのアプローチであり、結果的に保育園や幼稚園でのパフォーマンス向上にも繋がりません。むしろ、家庭やプライベートが充実していることで、心の健康が保たれ、結果的に仕事でも最大限の力を発揮できるのです。

保育士や幼稚園教諭の皆さんが心豊かに働ける環境を作るためには、仕事とプライベートのバランスが非常に大切です。家庭やプライベートの充実を支援してくれる保育園や幼稚園、こども園が、仕事のパフォーマンス向上にも寄与することは間違いありません。

6:仕事に関する権限が少ない/意思決定が出来ない

保育士や幼稚園教諭の皆さん、自分たちで何かを決めることができないと感じたことはありませんか?たとえば、園児のために良いアイデアを出して提案したのに、理由もなく「ダメだ!」と言われてしまった経験はありませんか?このように、自分の意見や提案が受け入れられず、任されている感覚がない保育園や幼稚園、こども園では、心理学的に見てもストレスが溜まりやすく、心が疲弊してしまうと言われています。

権限がないまま、ただ与えられた仕事をこなすだけの環境では、責任感も生まれにくく、モチベーションが低下しがちです。人は、自分が決めたことに対して責任感が湧き、満足感を得られるものです。「自分が決めたこと」だからこそ、責任を持って取り組む気持ちが強くなり、他の人に頼られているという充実感も感じやすくなります。

反対に、仕事を決めることもできず、権限も与えられない環境では、やる気や自己効力感が失われ、「辞めたい」と感じてしまう原因になるのです。保育士や幼稚園教諭が、自分の意見やアイデアが反映される環境で働けることは、仕事の満足度や自己成長にとって非常に重要です。

結論として、保育士や幼稚園教諭に対して、権限を持ち、意思決定に参加できる環境を整えることが、長く働き続けるための重要な要素だと言えるでしょう。

 

7:仕事の責任が重すぎる(職位と責任があっていない)

「〇〇先生は今年入社だけど、学年主任のサポートをしてね。もちろん、職位もお給料も変わらないけど…」なんて言われたら、**「うーん…何か理不尽だな」**と感じたことはありませんか?本来、仕事の内容と職位、お給料はリンクするべきものです。

例えば、大きなイベントの責任者に任命されたにもかかわらず、職位やお給料が変わらないまま、「失敗したら〇〇先生の責任だからね!」と園長からプレッシャーをかけられたら、ふと「管理職って何のためにいるんだろう?」と感じてしまいますよね(笑)。これでは、自分が背負いきれないレベルの責任を負わされているように感じ、ストレスが溜まるばかりです。

保育士として働く上で、責任に見合った評価サポート体制がある環境は非常に重要です。自分に過度な責任を押し付けられるような職場では、モチベーションが下がるだけでなく、やる気や仕事への満足感も損なわれてしまいます。そんな環境では、最終的に「辞めたい」と感じるのも無理はありません。

もし、責任と評価が釣り合わない環境にいると感じたら、転職や他の選択肢を考えることも一つの手段です。責任に見合った環境で働くことは、長期的に見ても自身の成長や健康に繋がります。

 

8:仕事の量が少なすぎる(仕事中にやる事が少ない)

保育士や幼稚園教諭の皆さんは、仕事が多いと嫌だと思うでしょうか?実際には、多くの先生方が経験している通り、忙しい方が時間の流れが速く感じ、充実感を覚えることがよくあります。反対に、仕事がない状況が続くと、暇に感じてしまい、ストレスを感じることさえあります。

例えば、出勤してから「今日の仕事が全然ないな…」という状況は、最初の1時間ほどはリラックスできるかもしれませんが、それが長時間続くと、退屈で苦痛に感じることが多いです。例えるなら、ロマンチックに海を眺めていても、10分後には「暇だから帰ろうか(笑)」となってしまうのと似ています(笑)。

実際に、「暇すぎて仕事がないから今の保育園を辞めたい!」と感じる保育士さんも少なくありません。仕事がないことが、かえってストレスとなり、「もっとやりがいのある環境で働きたい」という理由で転職を考えるケースも多いのです。

保育士や幼稚園教諭にとって、適度な忙しさは充実感を得るために重要な要素であり、仕事が少ない環境はやる気を削ぐ原因にもなります。そのため、仕事量のバランスが取れている職場で働くことが、保育士としての長期的な満足感に繋がるでしょう。

9:周りからのサポートが少ない

仕事というのは、一人で完結できるものではありません。もしも一人で全ての業務が可能であれば、独立や個人事業主として働く道もあります。しかし、保育士として保育園で働く場合、他の先生方との協力が不可欠です。協力体制がない保育園では、保育士が「辞めたい」と感じやすい傾向があります。

特に保育士や幼稚園教諭の皆さんは、チームワークを大切にしながら、子どもたちのケアや教育に携わっています。それにもかかわらず、周りの保育士の先生たちがサポートしてくれないアドバイスをしてくれない環境で働いていると、どんなにやりがいのある仕事でも孤独感やストレスを感じやすくなります。このような環境では、誰でも「辞めたい」と思うようになるのは自然なことです。

協力的な環境が整っている保育園では、保育士同士が互いに支え合い、業務を効率的に進めることができ、結果として子どもたちへのケアの質も向上します。逆に、協力体制がない職場では、個々の負担が大きくなり、ストレスやフラストレーションが溜まりやすくなります。このような状況が続くと、保育士が職場を離れたいと感じる大きな原因になります。

 

10:保育園内で不公平が多い(上下関係が厳しすぎる)

保育園では、意思決定を行うリーダーや管理者がいることは非常に重要です。しかし、例えば園での承認プロセスが異常に長引く場合や、何人ものスタッフや上司が関わり、捺印が必要な状況では、組織内に厳しい上下関係が存在している可能性があります。このようなヒエラルキーが強い環境では、現場の保育士にとって意思決定が遅くなり、業務が進まなくなることがよくあります。

特に、保育園での運営や日常の判断が遅れると、子どもたちの対応や保護者への対応が後手に回ることがあります。これが続くと、保育士にとってフラストレーションが溜まり、**「辞めたい」**と感じる原因になりかねません。保育士は、子どもたちに寄り添う時間が多いだけに、運営上の業務が円滑に進まないと現場の負担が増し、ストレスが積み重なります。

 

◇:辞めたいと思っていて、☑項目が3つ以上あったら

保育士として働いていると、「辞めたい」と思う瞬間が誰しも一度は訪れるかもしれません。以下のチェックリストで、あなたがどれくらいその気持ちを抱えているのか確認してみてください。3つ以上当てはまった場合、転職を真剣に考えるタイミングかもしれません。

チェックリスト:こんなサインが出ていたら要注意

  1. 職場の人間関係に疲れている
  2. 仕事量が多すぎてプライベートが犠牲になっている
  3. 職場の保育理念に共感できない

これらの項目に多く当てはまるほど、「保育士 辞めたい」と思う状況に直面している可能性があります。このような場合、転職を検討することがあなたにとって良い選択かもしれません。

転職を考えるのは悪いことじゃない

転職を考えることは自然なことです。恋愛に例えると、最初の恋人と結婚する人は少ないですよね。同じように、新卒で入職した職場が一生続くとは限りません。働いてみて初めてわかることも多く、仕事の中で自分に合った職場を見つけるのは重要です。

転職は新しいチャンスの始まり

「辞めたい」と感じて転職を決断したからといって、無職になることを心配する必要はありません。あなたのスキルや経験を必要としている保育園、幼稚園、こども園は必ずあります。新しい職場で自分に合った働き方を見つけることができるでしょう。

 

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