【2024年度】保育士のマネジメントは共感力~保育士の管理職/マネジメント講座~

◆:悩み……部下のモチベーションマネジメント~共感力が保育師/幼稚園教諭のモチベーションを上げます

先輩保育士「〇〇先生!!ちゃんとこの業務やってください!!子供たちの為なんだから。もう3年目なんだからしっかりしてよね。」
保育士「そんなきつい言い方しなくてもいいのにな。私にだって言い分があるのに。全くなんかモチベーションが下がるわ・・・」

”保育園/幼稚園/こども園”で働く保育士/幼稚園教諭のマネジメントで悩んでいるんです?モチベーションが下がるって言われているみたいで、、、なんか全然伝え方が上手くいかないのですよ。。。とある管理職をしている保育士様からこのような相談がきました。

”保育園/幼稚園/こども園”も保育士/幼稚園教諭の皆様がいて組織になります。組織で働く以上は部下がいて上司がいて。悲しい事に全く言うことを聞いてくれない部下もいたりして。「部下の為に上司として、しっかりとアドバイスをするぞー!!」とアドバイスをしたら、部下である保育士から「モチベが下がった」なんて言われているのを又聞きして悲しい思いをしたり(笑)

まったく、最近の若い者はモチベモチベと……と言いたくなりますよね(笑)特に保育士/幼稚園教諭の皆様で考えれば、”保育園/幼稚園/こども園”で勤務されているのは女性同士になるため、なおさらマネジメントが難しいのですよね。うーんこれは大変。なので今日は部下である保育士/幼稚園教諭の皆様のモチベーションが上がるコツつまり”共感力”を鍛えて、マネジメントに活かす方法、もう少し言えば「褒め方のコツ」をお伝えしたいと思います!!

本日のポイント

1:大前提!!人は人、自分は自分、自分が嬉しい事が他人が嬉しいとは限らない
2:共感できない管理職者はマネジメントで失敗する!!
3:「ありがとう」の絶対的効果を使いましょう!!

それでは講義のスタートです☆彡

1:大前提!!人は人、自分は自分、自分が嬉しい事が他人が嬉しいとは限らない。

まず保育士/幼稚園教諭の皆様の”モチベーションアップ”の為のマネジメントと言えども大前提として、管理職者が絶対に認めないといけないことがあります。それは何かといえば、そもそも人は人、私は私で別の人間で喜ぶポイントも、モチベーションが上がる下がるポイントも異なるということです。

”保育園/幼稚園/こども園”には保育をしたいという女性/男性の集まりである事には間違いありません。しかし、保育をしたいと言っても個々でやりたい事も大きく異なります。

◆保育士様の希望診療科とその理由の会話抜粋

・「幼児のクラスがが一番好き。だって自分のコミュニケーション力が活かせるんだから。」
・「私は小さい園児が好きだから乳児クラスをやりたいんだ!」
・「管理職って本当に面白い。組織を作るって自分のスキルが必要とされているのがわかる!」
等々

保育士/幼稚園教諭の皆様との面談を思い出せば、希望のクラスも異なれば、規模感も異なりますし、保育理念も異なります。そしてそれらを選ぶ理由も全然違うんですよね。そしてさらに!!住んでいた場所も、家庭環境も、年齢も全然異なるのです。

そしてこれらが起因となって、自分自身の考え方が作り上げられているので、そもそも一人一人の保育士/幼稚園教諭の皆様が保育感含めて考え方が全然異なるのです☆彡ですので、自分の物差しで褒めても、モチベーションアップには、実はあまり意味をなしません

「そんな!!私なら〇〇って言われたら絶対に嬉しいのになー」と思ってみても、残念ながら他の保育士/幼稚園教諭には効果は少ないのですよ。もっと言えば部下に対して、「厳しく言う事が本当の愛情なんだから」というマネジメントスタイルをとって、部下である保育士に厳しい事も言っても、マネジメントとしての成功はなく、ただ傷つけてしまうだけで、どんどん退職してしまう。。。こんな負のスパイラルにはまってしまう事も少なくありません。

改めてですが、自分が言われて嬉しいことが、人も言われて嬉しいとは限りません。蓼食う虫も好き好きってやつでございます。

管理職者は改めて自分自身の発言が独りよがりになっていないか?マネジメントとは組織を同じ方向に向かせ、最大限のパフォーマンスを発揮させる事です。それが出来ているか?人のせいにしていないか?を改めて確認する必要があります。そしてそのマネジメントの為に必要な能力こそが共感力になるのです!!

2:共感できない管理職者はマネジメントで失敗する!!

保育士/幼稚園教諭のモチベーションアップの為のマネジメントと言えば、様々な方法があります。実は即効性があるものは、難しいマネジメント論の話ではありません。超絶に簡単に出来る事があるのです。では、どうすれば良いのでしょうか?

それは最後に記載するとして(笑)まずはまずは失敗してしまうマネジメント、特に女性をマネジメントする際に心理学的には絶対に失敗してしまう管理職の特徴をお伝えします。それは「褒め方」になります。マネジメントが失敗する褒め方、成功する褒め方というのがあるのです。

失敗する褒め方、成功する褒め方と言ってみても、実はとってもシンプルなんです☆彡どのような褒め方が結果的に世の中大多数に求められていて、統計学的に心理学的に学術的に効果が出ているのかを知り、それを管理職の皆様がマネジメントとして”保育園/幼稚園/こども園”で実践すればいいだけなのです!!

まず褒められる→嬉しい→やる気が出る→もっとがんばっちゃう!!

このサイクルがモチベーションの基本でもあり、この姿を目指すことがマネジメントの基本でもあります。「むむむ、これなら簡単じゃない」と思いますよね?そうなのです、簡単なのです。しかし失敗してしまうダメな褒め方がある事も事実なのです。

失敗してしまうダメな褒め方を説明する前に、まずは脳の構造から説明していきましょう。最近では男性保育士も増えては来ましたが、女性保育士がまだまだ多い状況なので、まずは女性の脳に関して話しましょう。

女性の脳は「共感脳」と言われており、共感されることで、「嬉しい」とか「わかってくれる」という前向きな感情が生まれやすいと言われています。

ですので女性の保育士に対して注意をする時に、頭ごなしに「なんでこれやっていないの!!」とか「全然わかってないわね!!」と怒ってしまうと、男性保育士であれば「怒られたくないからがんばるぜ!!」と自負心を傷つけられたくないから行動するというのがありますが、女性保育士のケースで考えれば、”共感”されていない為に、前向きな行動になることはありません。

つまり女性のマネジメントに関しては、圧倒的に「共感」が大切になるわけなんですよね。部下のモチベーションが上がらない!!と困っている場合はまずは褒めるという言葉にプラスして「共感」を意識してみましょう。

では、この共感を考えたときに「モチベーションを下げる」伝えか方や褒め方はどのような伝え方なのでしょうか?。それは共感しているふりをして、実は自分の事を褒めている言葉は女性の脳は嫌う傾向があります。

例えば、「私が新人保育士だったときは、〇〇先生みたいにできなかったよ。すごーい!!」とかは褒められていると感じながらも、なんだか上から目線に感じてしまうのです。悪気があって伝えたセリフではないのに逆効果になってしまうのですよね。詳しくはコチラをご覧ください。

【2023年版】保育士の”嫌われる伝え方”を”好かれる伝え方”に変える☆彡

 

 

「〇〇さんすごいその服かわいい!!私なんておしゃれじゃないからうらやましー」なども同じで、女性脳では共感のない「会話になぜ常に自分が出てくるんだ!!」は、同様に女性の聞き手からすると嫌な気分になってしまうのですよ。つまりポイントとしては、「共感」であり、「自分を比較対象に入れない」が大切なのです。

3:「ありがとう」の絶対的効果を使いましょう!!

じゃあどうやって「モチベーションが上がらない”保育園/幼稚園/こども園”で働く部下」を褒めればいいのだ・・・・共感と言われてもなんだか難しそうな気がしてと思ってしまいませんか?大丈夫です、安心してください☆彡物凄く簡単です!!ズバリ答えを言いましょう!!

最高の共感力と褒め方は「感謝」を純粋に伝える事です。これが即効性の高いマネジメントの基本となります。

海外の大学で研究結果があるのですが、感謝つまり「ありがとう」の力は偉大なのです。保育業務をしていれば子供達に「ありがとうの大切さ」を伝えていると思いますが、大人になっても全く同じなのです。実はこの感謝ですが、長い短い関わらず、まずその行為に関して感謝を伝えるだけでいいのです。「こんなこと言わなくても、私だってわかってるわ!!」と保育士さんも思っているでしょう。

「ありがとうってそんな簡単な(笑)もしかしてネタ切れですか??」と思われるかもしれませんが(笑)違うのです、本当に大切なのです!!それでは”保育園/幼稚園/こども園”で管理職をしている、保育士/幼稚園教諭の皆様、改めて振り返ってみてください。実自分の気持ちは、かわいい保育士の部下たちはわかってくれていると思いますか?

マネジメントという名のもとに、厳しさや管理ばかりに注目してしまって、「感謝=ありがとう」って実は伝えていない事はありませんか?逆に自分の上司である、園長や主任は自分のマネジメントに感謝していると思いますか??少し考えてみましょう。

過去の研究によると感謝を感じている人は実に少なく、下手すれば9割以上が、業務中に感謝されていると感じることなく業務にあたっているということがわかりました。

つまり「ありがとう」とか「いつもありがとう」というこの言葉は、部下も言われなければわからないのです。言葉にしなくても気持ちは伝わる!!というのはなかなか難しいと思いますし、園児たちにも「ありがとう!!」ってちゃんと言った?と先生たちは伝えると思います。

ですので”保育園/幼稚園/こども園”で部下を褒める時はシンプルでいいのです。会話に自分を登場させ比較させるのではなく「いつも頑張ってくれてありがとう」「〇〇先生の事務処理終わったのかな?いつもありがとう」これだけでいいのです。そしてこの「ありがとう」だけで日々のパフォーマンスは10%~20%はあがると言われていました

保育士/幼稚園教諭の皆様に改めて伺います。”保育園/幼稚園/こども園”で感謝の言葉を伝えていますか?感謝の言葉を貰っていますか?相手に対して男女も役職も問わず感謝を伝える「ありがとう」というのは最強の共感力になります。そして「ありがとう」がないと、保育士は別の”保育園/幼稚園/こども園”の求人を探して転職したいと思ってしまうかもしれませんよ。当たり前ですけど、感謝というのはそれほどまでに大切なのです!!

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