保育士の保育園で”嫌われる伝え方”を”好かれる伝え方”に変える

◆あざとい褒め方は嫌われる?

最近少し流行っているワードに「あざとい」という言葉がありますが、「〇〇先生ってなんかあざといよねー。」と言われたら、”保育園/幼稚園/こども園”で働いていたら、正直あまり良い気はしませんよね?不思議なもので同じような事を伝えているにも書く変わらず、なぜか嫌われてしまう保育士様もいれば、なぜか好かれる保育士様もいるものです。これは”保育園/幼稚園/こども園”に限らずだと思います。

さあ保育士/幼稚園教諭の皆さんの今働いている”保育園/幼稚園/こども園”で一緒に働く先生たちを思い出してみてください。なぜか園児に嫌われる保育士。。。なぜか同僚に嫌われる保育士。。。いーやーだー!!こんな保育士/幼稚園教諭になりたくなーい!!って思いますよね?

あのイエス・キリストだって、10人いたら、2人はあなたを好きになり、2人はあなたを嫌いになり
6人はどちらでもない。と言っていた記憶です(笑)確かに人間なので自分の事を好きでいてくれる先生や園児もいれば、自分の事が嫌いな先生や園児もいるでしょう。うーん…人間関係って難しい…

また保守的な企業体質だったら、周りの先生よりも革新的で目立てば目立つほど、不思議と自分の事を好きな人数も増えれば、不思議と自分の事が嫌いな人も増え、結果的には何故か自分が起こられてしまったりする経験もありませんか?
参考:それっ!嫌われるよ、その伝え方!!~看護師の為のコミュニケーション講座~

日々保育業務の中で保育士同士や園児や保護者とののコミュニケーションがあり、あえて「嫌われ役」をすることも、”保育園/幼稚園/こども園”の成長や節度を保ち為には必要なケースだって、もちろんあります。でも「あえて」嫌われ役だったらいいのですが、「ただ」嫌われている。。だったらきつくないですか?

これは人間関係が上手くいっていない事を表していますし、さすがに新しい職場を探そうかな?と求人探しをしてしまいますよね?さすがに「嫌われる事が大好き!!」って人はなかなかいないと思います(笑)人間関係が上手くいかない時って、自分が意図せずに「よかれと思った発言」で人を気付つけてしまったり、人間関係を傷つけてしまったり。結果的に意図せずに嫌われてしまうのですよね。

嫌われたくないのにな。。。と悩んでいる保育士/幼稚園教諭の皆様!今日はまさにココを講義していきましょう!!心理学的に「嫌われる伝え方」と「人に好かれる伝え方」を徹底解説していきます。特に相手を褒める時、良かれと思ってい褒めているのに、なぜか「嫌われる伝え方」になることが多いので、この部分を重点的に講義していきましょう。”保育園/幼稚園/こども園”での人間関係の悩みを吹っ飛ばしていきましょう。

あわせて管理職のマネジメントや伝え方にに関する講義もしておりますので、こちらもご覧ください。

保育士 マネジメント 共感力

◆:嫌われる理由は謙遜を装う

それではまずは「嫌われる伝え方や理由」に関して解説していきましょう。良かれと思って褒めたのに、結果的に嫌われるなんて悲しすぎますよね。どうして嫌われるのかがわかれば、人間関係も改善できますし、日々の”保育園/幼稚園/こども園”の業務も楽しくなりますね。

嫌われる伝え方や理由に関して、アメリカの大学の研究で、「嫌われる理由」という何とも刺激的な研究があり、学術的には高い精度の理由があることがわかっているのです。実験対象となる母数も過去のデータを総ざらいしたようなデータでだった記憶なので、信憑性は高い実験結果だと思います。

それではまず「どうして私は嫌われるのか?」の理由を学術的に考えていきましょう!!そうです、嫌われる人の伝え方や褒め方には、実は特徴があったのです。自分では意識していないかもしれないけど、嫌われる言動。保育士/幼稚園教諭の皆様どんな言動だと思いますか?嫌われる言動……そ、そ、それは何かといえば「謙遜を装って自慢すること」が一番嫌われる伝え方になります。

「むむむ??何かわかるような、わからないような。。。」どういうことか、具体的に例が挙がっていたのを、ちょいと保育士/幼稚園教諭版にアレンジしてお伝えします。

◆謙虚を装って自慢する保育士/幼稚園教諭の例

1:「新人保育士なのに、よくそんなことできるね!すごーい!私が新人の時そんなことできなかったわ。○○先生は私なんかよりもよっぽど優秀ね。」
2:「やっぱり転職してきた中途の保育すって凄いですね。すぐに仕事に慣れてしまって、私が転職して働き始めた時と全然違いますね。」
3:「〇〇先生さすがですね!時間の使い方凄く上手です!しっかり定時に帰れて羨ましい。私なんてまだ仕事が溜まっているから、帰れる見込みがないもの・・・」

「あ、わかります!!超嫌味ですよね(笑)」と思いますか?それとも、「あれ??これだけですか?私も言っているような気がする。。。」と思いましたか?

文章でお伝えするとニュアンスを伝えることが難しいのですが、これらが実は謙虚を装って、自分の方が上だってことを意味しているので嫌われる伝え方と言われているのです( `ー´)ノつまりどういう事かといえば「上から目線」という事なのです。伝えられた受けては、ヒエラルキーの構造に合わせて、「偉そうに褒めてる」だけに聞こえてしまうんですよね。そして印象としては相手に「嫌味」な印象を与えてしまうのです。
参考:‘Humblebragging’ is a Bad Strategy, Especially in a Job Interview

「それ褒めてるの、けなしてるの?どっちなんだい!!」という気持ちにガンガンなってしまうのですよ。例えば「新人の時に私は出来なかったわ!!」というのだって、なんでいちいち「私」が登場してくるのだろう??という気持ちになってしまうのです。「私なんて〇〇」って言われると、ネガティブな感情が強くなってしまうので、褒められている事に対して純粋に喜ぶことが出来ないんですよね。

例えば「定時に帰れるなんてすごーい!!私なんて・・・」って言われたら、「先に帰っちゃいけないのかな?」とか、「お仕事手伝いましょうか?」という気持ちになってしまいますよね?これって全然褒められてないですし、ただの嫌味に聞こえてしまうのです。

ただの嫌味の例で言えば、過去に保育園に研修をした時に、下記のようなことも保育士様から教えてもらった事があります。

◆謙虚を装って自慢する保育士/幼稚園教諭の例2

A先生「やっぱり新人の時と違って、仕事が忙しくなってくると肌が荒れちゃうわ。」
B先生「本当ですね。仕事が多くなる時期ってお肌があれちゃいますよ。私も肌が荒れちゃって本当に困っています。A先生なんて、超お肌きれいじゃないですか。羨ましいわ」

って話している、B先生の結局が良く肌がつるつるだったときのA先生の気持ちを考えると、「いやいや!!あなたの肌はスベスベですから!それって嫌味ですか!」と感じてしまいますよね?確かに嫌味っぽいですし、自分自身が使われているような感覚になってきてしまいますよね。

学生時代だったらもっとわかりやすいかもしれませんが「全然勉強してないから今日のテスト心配・・・」なんて言いながら、結果的に滅茶苦茶良い点数だった友人をみたら、「私は死ぬ程勉強したのに、勉強していないあなたの方が良い点数なんて、勉強しなくても良い点取れますアピールですか・・・」って思ってしまいますよね(笑)これも謙虚に見せかけて自慢するパターンなので、嫌われる伝え方という事になります。

特に気を付けなければいけないのは、”保育園/幼稚園/こども園”で管理職の方たちです。不思議と自分が管理職や先輩になると、意図せずに、もちろん悪気がなく、このような嫌われる伝え方の発言が増えてきているのです。そうです、ただ嫌われる上司や先輩に大変身……シュワッチ(笑)

”保育園/幼稚園/こども園”で働く保育士/幼稚園教諭の皆様の就業環境を考えれば、女性が圧倒的に多い職場になります。そして男性と女性は脳の構造が異なり、女性は「共感脳」を持っている為、”同意されること”や”共感されること”に女性の脳は重要度を置くケースが多いと学術的に言われています。

逆に言えば「共感しているふりをして」結果的に、「自分を利用して」自慢されることを女性能である共感脳は圧倒的に嫌います。「〇〇先生凄いね!!私なんて・・・」という伝え方は、実は相手に共感もしてないし、同意もしてないですよね?自分のネガティブをアピールしていたり、ただただ嫌味に聞こえてしまうのです。こんな経験、保育士/幼稚園教諭の皆様もありませんか?

 

◆:自慢する時はするほうが好かれる保育士へ

嫌われる伝え方はわかってきました。それでは、この結果を受けて、「私って凄いよね!!」と自慢したいときはどうすればいいのか?も、研究結果が出ていました。それこそ自慢するときはもう、自分から自慢しちゃう方が逆に共感脳には効果的になるのです。

「私って肌キレイじゃない」とか「私って仕事終わらせるのは早い」と自分から、謙虚な姿勢なく伝えた方がまだ気持ちが良いとの事でした。しかしここにもポイントがありまして(笑)とてもハードルが高いのですが、自分から自慢する際には「ユーモアが必要」という事でした。

「ユーモアって(笑)むずっ!!」って思いますよね。これはとっても難しいと思うのでユーモアをいったん除いて、好かれる伝え方をするのであれば、もし自慢したいことがあったら誰かをダシに使うのではなく、自分から言ってみる方が潔くて好かれる言動という事を意識しておくと良いでしょう☆彡

嫌われれる人の特徴ですが良かれと思って、「〇〇先生って」とか「〇〇ちゃんって」と同僚や後輩を発言の中に自分を入れるのですが、この比較が余計なお世話なのです(笑)なんでわざわざあなたの自慢話の比較に私の名前を入れるのですか!!という気持ちになってしまし、実はそれが嫌われる伝え方であり、人間関係を悪化させてしまう可能性があるのです!!

◆嫌われる人の保育士/幼稚園教諭の発言の特徴

・「私なんて・・・」と明日世界が終わるようなネガティブ思考
・「私よりも凄い!!」と言っておきながら、心の中では「私の方が凄いけどね」って上から目線
・「私それ出来ないー!すごーい!」といっているが、逆に「よくそんな事出来るね・・・私だったらやりたくもないわ。」という裏腹な気持ちが見え隠れしてしまう

このようになぜか会話に必ず「私」が登場して、かならず比較が出来てしまう伝え方は嫌われる伝え方といえますね。そして相手を褒めてるのか、相手をけなしたいのか、自分をアピールしているのか、さっぱりわからないモードになると、謙虚を装って自分を利用してい自慢しているのでは?と思ってしまいます。こうなると”保育園/幼稚園/こども園”での人間関係はギスギスしてしまいますよね?

つまり人に好まれる伝え方は何かといえば、褒める時は”その人だけ”をしっかり褒める。という事が大切になります。比較対象で自分を出すことや、他の人を出して、比較が出来てしまう状態にすることは絶対に避けましょう!!

改めて自分自身の発言や伝え方を考えてみると、「もしかしたら、ただただ嫌われる嫌味な伝え方になっていなかったかな?」というのがわかると思います。人を褒めるという事も才能であり、もしそれが上手くいっていないと思ったら「褒める練習」も実は仕事では大切な事なのです。

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