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強烈なかまってちゃん(脆弱ナルシスト)には要注意

強烈なかまってちゃん(脆弱ナルシスト)には要注意
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■一緒に働く保育士にかまってちゃんはいませんか?

 

保育士に限らず人間とは多くの人がナルシスト的な要素を持ち合わせています。このナルシスト自体は悪いことではないのですが、一歩間違えると強烈なかまってちゃんになっている可能性があります。強烈なかまってちゃんは心理学的には「脆弱ナルシスト」と呼ばれていて、保育園の人間関係全体を悪くしてしまう可能性があるのです。

保育園の人間関係を壊すと聞けば人ごとではなんですよね?ではこの脆弱ナルシストはどのような傾向があるのかまずはお伝えしていきましょう。

・承認欲求が高く、周りに認めてもらう努力はする
└努力の方向性が間違っている
・自分自身に注目が集まっていないと不機嫌になる
・注目を集めるためなら、嘘をついたり悪さをしてしまう

冷静に見渡してみて、「あ、たしかにそんな先生いるな…」と感じた保育士さんは気をつけてください。攻撃力の高い強烈なかまってちゃんが、保育園の人間関係を壊したり、最悪の場合は保育園運営自体に影響を与える可能性だってあります。そんな強烈なかまってちゃんである脆弱ナルシストはどのような特徴があるのかを本日は解説していきましょう。

特に保育園の園長や主任などの管理職についている保育士様は、かまってちゃんには十分に注意してマネジメントをしていく必要があります。採用面接でもかまってちゃん(脆弱ナルシスト)を気にしながら面接すると、あまりに煌びやかな経歴や面接慣れした保育士には注意が必要ともわかってきます。

 

■他の保育士からの賞賛や評価を求める行動が多すぎる保育士には要注意

 

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)の特徴としては、とにかく承認欲求が高い傾向があります。誰よりも認められたい、評価されたいと考える傾向があります。これだけ聞けば、ある意味意識のや意欲の高い保育士だ!と感じてしまうかもしれませんが、かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は評価のためなら、嘘をつく、嘘の成功体験、嘘の能力の高さをアピールする傾向があります。

本物のナルシストは尊大ナルシストと言われ「結果を出して、その結果をアピールしたり自己陶酔」します。結果に対して「やっぱり私ってすごい!ねえねえ、私ってすごくない?」となるのは、いわゆる良いナルシストですね。結果は出しているので。これはこれで大変かもしれませんが…

一方でかまってちゃん(脆弱ナルシスト)は「私は昔働いていた保育園で、こんなにすごい成果をだした!」のように昔の伝説を話す傾向があります。これを聞いた保育士さんはきっと「そんなに言うなら、やってみてよー!」と悪気なく思いますよね?でもやらないのです、笑

理由はシンプルで、実際にかまってちゃん保育士がやってしまうと、自分が嘘をついていることがバレてしまうからです。ですので「やってみて!」と言われると、「他の保育士は私に嫉妬している。」とか「私に無駄な仕事を押し付けててきている。」と攻撃してくる可能性があります。そして人の失敗には「だから言ったじゃん!」のように攻撃してくる可能性も高いと言えます。

行動を伴わないアピールが増えてきたら、かまってちゃん保育士の可能性があるので要注意です!

 

■拒否に対して感受性が高い保育士には要注意

 

保育士が保育園で働くと言うことは「仕事」ですよね。仕事であり複数の保育士と協力しながら、保育園の運営をしているので、自分がやりたいことだけをする事はできません。つまり業務中に「それは難しいよね」や「それは出来ないよね」と答えることも少なからず出てくるでしょう。

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は拒否や否定に対して、どのように感じるかと言えば「不当に業務を否定された!」や「私のことを認めたくない!」と拒否に対して過剰に反応してしまう傾向があります。というのもかまってちゃん(脆弱ナルシスト)は能力は低いが、嘘をついて自分を大きく見せる傾向があるために、否定されたり拒否されることに対しては過剰に反応してしまう傾向があります。

例えば友人関係であれば会話の中で友人をいじったりする経験は誰しもあると思います。もちろんいじられた経験もあるでしょう。これは笑いとして転化される事がほとんどなのですが、かまってちゃん(脆弱ナルシスト)には要注意な発言になります。

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)をいじってしまうと、「いじる→過剰に反応してしまう→いじるラインがわからずに、暴露や攻撃につながる。」という傾向があります。傷つきやすいこともありますが、傷がついたら攻撃する可能性があるので、伝える内容や伝え方に対しても要注意が必要となるのです。

 

■他人の意見や感情に振り回される保育士は要注意

 

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は基本的には自分に自信が”本来は”ないのです。しかし圧倒的な承認欲求から自分を大きく見せてしまい、嘘をついてしまう傾向があるのです。つまり実は「自分に自信がない=自分の意見がない」傾向があるために、保育園での意見も実はあまり持っていない事が多いのです。

それよりも何を大切にするかと言えば、自分自身の承認や評価の方が大切なので、平気で同僚の保育士や保育園を裏切ったり切り捨てたりする可能性があるのです。例えば保育園でちょっとミスが続いてしまった保育士さんがいたとしましょう。かまってちゃん(脆弱ナルシスト)はその保育士と一緒にいると「自分の評価が下がる!」と感じて、離れていきます。

基本的にはかまってちゃん(脆弱ナルシスト)は自分の価値観や意思を持つタイプではなく、人からの評価や反応を気にするので、周りがどう思っているのか?その人と一緒にいるとどう思われてしまうのか?を気にする傾向があります。つまり手のひら返しはお手のもので、信頼関係がとても築きにくいといえます。

 

■他人との比較を好む保育士は要注意

 

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)の最たる特徴として「比較」が挙げられます。例えば保育園の会議などで意見を求めると「○○先生はこういってました!」や「◯◯先生が思っていることを聞きたい!」のように自分の意見は持たずに、周りと比較をする表現が多い傾向があります。

そして逆に自分が劣っていると思われる点を比較で出されると、猛烈に不機嫌になったり、不安になったりするのです。例えば同僚の保育士がブランドバッグを買ったとしましょう。そしてそのバッグを「すごいかわいいね!」と褒められていたら、かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は猛烈にそのバッグが欲しくなったりします。

しかしいざ保育園業務で自分ができない仕事を比較される、相手をおとしいれる発言をしたり、相手がいかにできない人間なのかを猛烈にアピールして、相対的に自分自身が優れていることをアピールしてきます。つまり常に自分と他人を比べて、自分が優位に立っていないと自分自身の感情を保つ事ができないのです。

 

■例外を許せない保育士は要注意

 

例外を許せないことを言い換えれば完璧主義とも言えます。完璧主義と聞けば悪い印象はないでしょう。ただかまってちゃん(脆弱ナルシスト)に関しては整理が必要です。かまってちゃん(脆弱ナルシスト)の完璧主義とは「失敗や欠点を他人に見せたくない/自分の都合の悪いことをひたすら隠そうとする」これらで偽物の完璧主義になろうとするのです。

つまり都合の悪い事がバレる、メッキが剥がれてしまうときは、相手をまるめこもうとしたり、その人の情報さえもなかったことにしたり、とにかく都合よく解釈しようとします。

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は都合の悪いことを隠し+自己アピールが猛烈な人といえるでしょう。成果を出していないのに、昔の伝説を話してきたり、人を陥れようとする発言が多い保育士がいたら、コミュニケーション方法は要注意と言えるでしょう。

 

■かまってちゃん(脆弱ナルシスト)とのコミュニケーション

 

かまってちゃん(脆弱ナルシスト)はコミュニケーションを間違えると、周りを巻き込みながら猛烈な攻撃をする可能性があります。よくあるのは「かまってちゃん(脆弱ナルシスト) VS  保育園(管理職)」の対立構造です。立場が強いものの悪口を言いながら、現場の保育士を丸め込みなぜか対立構造にする傾向があるのです。

こうなってしまうと、修復には大きな時間もかかりますし、広い範囲で被害が出てしまいます。かまってちゃん(脆弱ナルシスト)に対してのコミュニケーションで大切な事は「平場で話す」が前提です。本来マネジメントであれば1on1をして、しっかりと保育士の話を聞きたいところですが、かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は都合の良い解釈や、都合のいい単語だけを記憶している傾向があります。

例えばお給料に不安があったとしましょう。そんな時に「○○を達成する事ができれば、お給料は上がりますよ」と伝えると、かまってちゃん(脆弱ナルシスト)は「(成果に関わらず)がんばればお給料を上げてくれる」と1次解釈し、次に「沢山お給料を上げてくれると言っていた!」と2次解釈します。

そして最終的にはお給料が上がらなかったことや、お給料の上がり幅にさえ不満をぶつけて、周りの保育士を巻き込み対立構造を作る傾向があります。ですので、個別で話してしまうと都合の良い解釈になるケースがあるため、あくまでも他にも保育士がいる場でコミュニケーションをとる事が良いでしょう。

またかまってちゃん(脆弱ナルシスト)の成果に関しても「がんばっている」や「努力している」や「一生懸命」のような抽象的な言葉をさけ、数字でコミュニケーションをとる事が大切です。頑張っているをはかる事は現実的には難しいため、その頑張りを数値化するなら何かな?を、複数の保育士がいる場で合意してもらう事が大切です。

といってもかまってちゃん(脆弱ナルシスト)は都合の良い解釈が得意なので、「自分には関係ない/これは私の話ではない」と思い込む傾向が強く、なかなか変化を望むことは難しいのは現実的なので、根気強くコミュニケーションをとる必要があります。特に解釈に関しては、自分自身の意図と大きく異なる都合の良い解釈になる傾向があるので、どう感じたのか?どう思ったのか?をアウトプットさせることも大切でしょう。

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