◇:友達からの紹介で転職しようと思います!!これって転職活動として成功しますか?
「友達から保育園や幼稚園の求人を紹介されている!!」って保育士/幼稚園教諭様は少なくないと思います。「友達がもうすでに働いているからなんか安心できるなー!!」って気持ちはすっごく良くわかりますし、なんか安心できる気持ちにもなりますよね??
しかしながらこの「友達からの紹介の転職」の失敗相談が実は少なくないのですよね。。。もちろん友人の保育士/幼稚園教諭様が働いているという事で、ほっと一安心できるというメリットも事実あるのですが、逆にデメリットもあることを認識してから、本当に「友達の紹介」で転職をしていいのかを考えていきましょう!!
本日のテーマはまさにここ!!「友達からの紹介で転職してもいいのか?」を徹底解説していきたいと思います☆
本日の講義のポイント1:友達が良くても自分が良いとは限らない
2:リファラルキャンペーンって知っている
3:条件面とか実は聞きにくい
4:辞める時にかなり気まずい
5:実は比較をしていなかったために入職して失敗する可能性が高い
さっそく解説していきましょう☆
1:友達が良くても自分が良いとは限らない
「うーん、転職したいwww」働いていれば1年に1回くらいはこんな感情がピコーンと起つときがありますよね?そんな時に奇跡的なタイミングで素敵なお知らせが友人の保育士/幼稚園教諭様からきました!!「もしもだよ、もしも転職したいって思ってるなら、良かったらうちの保育園で働いてみない??」
「なんと!!!」これは心躍りますよね。なんと今の保育園辞めたいなと思っていたら「うちの保育園においでよ!!」なんてこれはタイミングバッチリ!これってもしかして運命なんじゃないかな?「よっしゃ!!転職するぞ!!」と思ってしまうかもしれませんが
「友達紹介で転職するの、ちょっと待ってください!!一回冷静になりましょう!!」友達が紹介した理由は「良い保育園だから?」それとも「単純に保育園に人が必要だったから?」この理由を聞かずして転職する事は実はとっても危険があるのです。つまり転職活動が失敗してしまう事があるという事です。
どれくらい危険があるのか?を説明する前に、関連のある少し違った質問をしてみましょうか。ご友人である「求人を紹介してくれた保育士/幼稚園教諭様」とはどれくらいの関係性で、どれくらい知っていますか?
◇:ご友人の事をどれだけ知っているかのチェック項目・ご友人はどんな性格をしていますか?
・好きなタイプはどんな人か知っていますか?
・今恋人がいる?結婚している?家族構成などは知っていますか?
・どんな保育観を持っているか知っていますか?
・ご友人が今の保育園にどのような不満を持っているか知っていますか?
等々
さあ、いかがですか?ご友人の保育士/幼稚園教諭様、自社の保育園/幼稚園の求人を紹介してくれた保育士/幼稚園教諭様の事をどれだけ知っていますか?もしも友人として長い付き合いをしているから良く知っているわ!!と思っても気を付けなければいけない事があります。
友人としての人格と、仕事をしている時の人格は大きく異なります。
どれだけ仲の良い友人と言っても、それはプライベートで会っている友人としての人格なのです。ビジネスで、つまり保育の現場での同僚や先輩、上司となると人格や性格は大きく異なります。大好きだった友人なのに、先輩なのに、一緒に仕事をしたら圧倒的に嫌いになったwwwなんて事だってあるのです。
◇:一緒に働いてみたら嫌いになった友人の例・「こんなに自分のことしか考えてないの?」
・「こんなに患者の事を考えない人だったの??」
・「こんなに大雑把と思わなかった!!」
・「こんなに口うるさいと思わなかった」
等々
さあ改めてご友人から求人の紹介をされている保育士/幼稚園教諭様に質問いたします!!どれくらい「うちの保育園に来ない?」と誘ってくれたご友人の事を知っていますか?もしも冷静に考えて「あまり知らないな!!」と思ったら、少し冷静になって条件などを聞いてみる必要がありますよ。
2:リファラルキャンペーンって知っていますか?
リファラルキャンペーンという言葉を聞いた事がありますか?これはここ数年で流行っている言葉なのですが簡単に言えば「友達紹介」です。最近では働いている社員が「全員人事!!」という考え方を持つ企業も多く、中には友達を紹介した人数を評価に含める企業もあります。
つまりリファラルキャンペーンとは「友達である保育士/幼稚園教諭様を自社である保育園/幼稚園に紹介してくださいね。」という事なのです。保育士/幼稚園教諭様不足がいかに凄まじい状況かなのかは、実際に働いている保育士/幼稚園教諭様の皆様が一番よく知っていますよね?
都道府県ごとにより大きく保育士/幼稚園教諭様不足の環境は異なりますが、総じてどこの保育園/幼稚園も、人材不足なのです。
つまり「人が足りないぞ!!」という所は何をするかというと、「どうせ求人広告費を使うなら社内にも使おう!!」ということで、社内で友達紹介キャンペーンをひらき「1名お友達が入職したら50万!!」とかも少なくありません。この考え方自体は悪くないと思います。
でも、もしそれを知らずして入職してしまったときのショックたるや。。。実際にこの例は少なくありません。「私は友人にお金で売られたのか・・・」と友人関係に亀裂が入ってしまったケースもよく伺います。
ご友人の保育士/幼稚園教諭様の紹介は善意ですか?それとも実はリファラルキャンペーンがあってのことですか?ここはそれとなく確認した方が今後の友人関係の為にもなりますよ。またいやらしい話かもしれませんが、入賞した時の祝い金に関してはご友人だけがもらうケースだってあります。ここも確認しておくほうが良いポイントになります。
3:お給料を含めた条件面とか実は聞きにくい
せっかくの友人からの紹介なのでお給料を含めた条件面とかは正直聞きにくいのですよ。というのも労働条件というのは本来は細かく通知され、ご友人と全く同じ条件になるかどうかは「わからない」というのが正直なところです。
法人としての就業は同じでも、友人は管理職で、自分は一般保育士だった!なので手当てが友達と違ってお給料が下がってしまった。。。なんてケースも聞いた事があります。
転職先を決めるのに条件は大切な事なので「ぶっちゃけお給料っていくらくらいかな??」と聞いてみるのも大切ですが、なんだか友人の保育士/幼稚園教諭様に「お金にうるさいやつ」と思われてしまうのも嫌だしな。。。という気持ちも出てきますよね。
もしかして聞きすぎて「面倒くさいやつ」と思われて、せっかくもらったこのご縁がなくなったらいやだな・・・と思ってしまい、詳細を踏み込んで聞くことが出来ないケースも少なくありません。仲が良い為に契約書がなくなってしまい、入職してから条件を聞いた!!なんてケースも聞いたことがあります。
またもし勇気を振り絞って「求人の条件ってどんな感じですか?」と聞いたとしても、友人の保育士/幼稚園教諭様も「その辺は良くわからないから人事に聞いてー」とか言われてしまうと、実は雇用条件がわからないのに入職してしまうケースもあるんですよ。。。これはやばいっす。
改めてですが友人の保育士/幼稚園教諭様が自分が働く保育園/幼稚園の求人を紹介してくれた時は「どんなポジションでの入職なのか」「待遇はどのような労働条件なのか」を明確にしておく必要がありますよ。
4:辞める時にかなり気まずい
友人の保育士/幼稚園教諭様から紹介された病院に入職したとして、もしも「辞める」タイミングが来てしまったとき、これは本当に双方ともに深く深く傷つきます。
よく伺う話としては「入職してから条件が初めて通知され」友人からの伝達ミスにより、条件違いで早期退職してしまったとしたら、ご友人の保育園/幼稚園での立場もかなり気まずい感じになりますし、友人関係も相当気まずい感じになってしいますよね。想像するだけで恐ろしいです。。。
逆に自分が入職したのに、求人紹介してくれた友人が先に辞めてしまった時も同様に相当気まずいです。。。「おいおい、私を入職させておいて、なんで先に辞めてるのよ・・・まさかリファラルキャンペーンで自分だけ紹介料貰って辞めたって事ですか。。。」とこれまた相当気まずい関係になりますよね。
「ま、ま、まさかだけど、自分が辞めたいから私を入職させたのでは!?!?」と疑心暗鬼になってしまう事もあるでしょう。この気持ちになるのも間違いありません。実際に後任を探さないと辞めさせないぞ!!と脅迫的な事を言う所もあるみたいですから・・・・
※辞めさせないというのは実は日本国においては絶対に出来ません。もしも離職でお困りの方がいたら、また別途講義していきますね。
入職してお互いが働き続けて、お互いが良い職場だ!!と感じることが出来れば、本当に素敵な事だと思いますが、そうならないケースもリスクとしてはある!!という事を認識しておけば、友人の保育士/幼稚園教諭様から友達紹介で求人を紹介されたときも冷静でいれますよ。
5:実は他の保育園と比較をしていなかったために、入職して失敗する可能性が高い
これが一番大切なのですが、友達紹介にあえて苦言を呈して伝えるとしたら「他の求人を比較しないで盲目的に入職してしまう」ケースが多いと感じております。
本来転職というとのは、人生を変える一大イベントになるので、自分自身のライフサイクルやライフプラン、恋人や家族との関係性などを考えて「何を大切にしたいのか」をしっかり決めて「どんな状況じゃないと転職すべきではないのか?」まで考える必要がります。
でも「友達がいるから大丈夫!!」で決めてしまうと、求人を比較をすることが出来ないので本当はもっといい環境あったのに!!とか、そこに入職するのであればライフプランで考えるともっと年配(若年)の方の方が良いのになー!!とかも沢山あるのですよ。そのエリアに求人が1つしかないというのは、よほどのエリアではない限りありえないのです。
つまり友人は保育士/幼稚園教諭様のプロフェッショナルであって、お仕事探しのプロフェッショナルのではないのですよね。
改めてご友人の保育士/幼稚園教諭様から「うちの保育園にこない?」と言われた冷静に、そして勇気を持って確認してみてください。
◇:友人に「うちの保育園に来ない?」と言われた際の確認事項1:なぜ今人を募集しているのか?
2:友人が自分自身を誘った理由は何か?
3:働いている事業所の悪い点(離職する点)はなんなのか?
4:リファラルキャンペーンなどはやっていないか?
5:ご友人はあと何年働きたいと思っているのか?
6:自分が入職した際の条件やポジションは?
7:ご友人は時間や条件どのように働いているのか?
8:ご友人が辞めたいと思ったときは何か
9:ご友人が働いている条件よりも良い条件の保育園があったら友人は転職するか??
10:実際に自分が働く時の条件は書面でもらえるのか?
等々はポップに友人関係の会話の中から聞いた方が無難です。もしも1つでも回答が明確じゃない場合は、冷静に冷静に。友人がいるというのはとっても安心できる環境であることは間違いありませんが、友人にとっての良い環境と、自分にとっての良い環境は異なるので、仕事探しは冷静に!!