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【最新2024年版】保育士のボーナスの平均は?何回、いくら貰える?実は注意の求人票の賞与欄

【最新2024年版】保育士のボーナスの平均は?何回、いくら貰える?実は注意の求人票の賞与欄

保育士のボーナスの平均は3.99ヶ月。でもエリアや年齢、なんと入職時期によって大きく異なるので要注意

転職を検討している保育士さんにとって、給与やボーナスは大きな関心事ですよね。保育士の仕事は社会的に非常に重要であり、やりがいがある反面、給与面での不安もつきものです。特に、ボーナスの金額がどれくらいなのか、他の保育士たちはどれくらい受け取っているのか気になるところです。このページでは、「保育士 ボーナス 平均」をテーマに、全国的な保育士のボーナスの実態や、その平均額について詳しく解説します。
参考:年収/月給/時給から考える転職に大切な看護師/訪問看護師の給与の上げ方を考える

目次

◇:保育士のボーナスはズバリどれくらい貰える?

夏と冬の楽しみと言えば連休もありますが、やっぱり楽しみにしてしまうのはボーナスですよね☆でも実際に他の保育士がどれくらいボーナスを貰っているかってわからないですよね?友達の保育士に「ボーナスいくらだった?」と聞くのもちょっといやらしい話になってしまうし(笑)こんなことで人間関係を壊したくない!!

でもぶっちゃけいくらくらいなのか?他の保育士のボーナスを知りたい!!と思うのが人の性です。今日はそんな保育士のボーナス事情と、求人をみるときの気を付けるべきポイントや、1年目の保育士のボーナスに関する気を付けるポイントをお伝えしていきたいと思います。それでは講義のスタートです☆

◇:ボーナスの〇ヵ月は一般的には夏冬合算の月数

さてボーナスを語るときに欠かせないのが「ボーナス〇ヵ月」という表現になります。求人票などにも「賞与:〇ヵ月」という表記がありますよね。求人票ではボーナスという表記ではなく賞与という表記が一般的になります。

例えば「賞与:4ヶ月」という記載があれば、夏のボーナスと冬のボーナスが合算されての月数になるので、「夏の賞与:2か月、冬の賞与2か月、合計で4ヶ月」のようなイメージになります。夏と冬で少し月数が異なるケースもありますが、求人票に書かれている賞与月数を半分に割った月数の金額が、夏と冬に支給されるイメージになります。

求人票というのは保育士が求人を探すにあたってはとても大切な情報の宝庫になります。しかしこの求人票を正確に読み解く事が出来なければ、入職した後に「こんなはずじゃなかったのにな…」と枕を濡らしてしまう可能性もあります。求人票の読み解き方に関しては過去に講義していますので、こちらを併せてご覧ください。求人票を読み解けるか心配な保育士様は遠慮なくご相談くださいませ。

保育士 求人票 募集要項 読み方 給与

◇:保育士様のボーナスの平均は3.99ヵ月

さあズバリお答えします!!保育士のボーナスの平均は3.99ヵ月とアンケート結果が出ています。これは全国の保育施設の平均になる為に、都道府県によってボーナスの平均支給月数も大きく変わる為に、「ぬぉぉぉ!!私は平均よりも少ない!!」と怒り狂う必要はありません(笑)

またこの後にしっかりと説明いたしますが、ボーナスの支給基準月数が高いから、実際に支給される金額も高くなるのかと言えば、実はそうとも限りません。ですのでボーナスに関しては正しい認識を持っておく事が大切になります。支給額で言えば夏冬合計で30万ー70万程度の開きがあります。なぜこれだけの開きがあるかと言えば、賞与は算出方法があり、求人票をしっかり読み解けなければ、思っていたよりも少ないと感じてしまうでしょう。ここは次の章で詳しく解説していきます。

それでは少しボーナスに関して詳細を見ていきましょう。独立行政法人福祉医療機構様がまとめてくださった「保育人材」に関するアンケート調査結果をグラフにしてみました。

データ出所:独立行政法人福祉医療機構「「保育人材」に関するアンケート調査結果」

さてこちらをご覧いただくと、1番ボーナスの支給基準月数が多いのは「4.5ヵ月~5.0ヵ月未満」となっています。2番目が「4.0ヵ月~4.5か月未満」で、3番目が「3.5ヵ月~4.0か月未満」となっています。つまり3.5ヵ月~5.0ヵ月のボーナス支給が保育士の約80%を占めると言えるので、3.99ヵ月が平均と言えども、3.5ヵ月~5.0ヵ月のボーナス支給であれば決して低くはないと思います。

  回答数 構成比率
支給なし 11 1.2%
1ヵ月未満 2 0.2%
1ヵ月~1.5ヵ月未満 7 0.8%
1.5ヵ月~2.0ヵ月未満 8 0.9%
2.0ヵ月~2.5ヵ月未満 47 5.1%
2.5ヵ月~3.0ヵ月未満 45 4.8%
3.5ヵ月~4.0ヵ月未満 88 9.5%
4.0ヵ月~4.5ヵ月未満 95 10.2%
4.5ヵ月~5.0ヵ月未満 560 60.3%
5.0ヵ月以上 65 7.0%
合計 928  

「思ったよりもボーナス高いな…」と思った保育士様は勘が鋭いです!!例えば50園以上運営している大手様で、全国一律で賞与支給月数が4.5ヵ月以上であれば全体の賞与支給月数の平均を押し上げてしまう可能性がある為、法人単位で賞与支給基準月数を考えれば現実的には3.0ヵ月~3.5ヵ月が賞与の平均支給月数と予測しています。

それならこのボーナスの支給基準月数が高ければ、ボーナスの金額が高いのかと言われれば実はそうとも言い切れない事もあるのです。また新卒や中途入社の保育士はボーナスに関しては1年目は気を付けなければいけないこともあります。さらに深く解説していきましょう!!

◇:ボーナスの算定方法は要確認

ボーナスで気を付けるべきポイントは支給基準月数が高いからといっても、実際に支給されるボーナス金額が高いとも限らないという事なのです!!「えっ、どういうことですか?」と思いますよね?ボーナスというのはこの基準となるボーナス支給基準月数に掛け算する月給があり、基本的には基本給に対して支給基準月数を掛ける為に、月給全てに掛け算するわけではないという事なのです。具体的なケースをあげてみましょう!!

CASE1 月給20万の保育士/ボーナス4.0ヵ月
基本給:15万円
資格手当:3万円
特別手当:2万円

さてこのケースの場合はボーナスはいくらになると思いますか?月給の20万円×ボーナス4.0ヵ月なので80万円になると思いませんか?ここがまさに一番誤解がある部分になります。賞与は基本的には(もちろん例外もあります)基本給に対してボーナスの支給基準月数を掛け算するので、この場合では賞与は60万円が支給予定といえます。

「おぉぉ…結構金額変わりますね…」と感じた保育士様も多いと思います。まさにここがボーナスで気をつけるポイントになるの です。80万もらえるつもりで入職したのに、60万だったら嬉しいような悲しいような…複雑な気持ちになりますね。極端になりますがこのようなケースだってあります。

CASE2 月給25万の保育士/ボーナス5.0ヵ月
基本給:10万円
資格手当:10万円
特別手当:5万円

このケースで言えば基本給は10万円なので、ボーナスの支給は50万円になりますよね。ボーナスの支給は月給の25万×5ヶ月の125万ではないので注意です。求人票をパッと見たら、月給も高いしボーナスも高いから年収も滅茶苦茶高くなるだろう!!と感じますが、思った以上のボーナスの金額にならないギャップがこのあたりにあるのです。

つまりボーナスの支給基準月数が高いからと言っても、実際に支払われるボーナスの金額が高いというわけではないので、ここは注意深く求人票を確認する必要もあります。そして支給基準月数が月給に対してかけるのか、それとも基本給にかけるのか?のボーナスの算定方法も同様に確認する必要があります。

特に月給に関しては保育士様は処遇改善手当もある為に、月給が高いとボーナスも高く感じてしまいますが、処遇改善手当に関してはボーナスの算定に含まれることの方が少ない為に、十分に注意が必要になります。

◇:ボーナス支給は支給条件があります

新卒一年目や中途入職1年目に関してはボーナスは満額出ない可能性があります。というのもボーナスというのは保育園の中でボーナス支給要件が決まっています。シンプルな用件で言えば、「入職後半年以上勤務の保育士に支給する。」などのボーナス支給要件が決まっています。

ですので4月に入職したら最初の夏のボーナスが満額出るか?と言われると満額出ない可能性の方が高いと思って頂いた方が認識の齟齬はありません。一部ボーナスが支給されるケースもあれば、6か月経過するまではボーナスが出ない保育園ももちろんあります

これは各々の法人の規定になる為に確認しなければわかりません。私ボーナスが出なかった!!と初年度に経験したことがある保育士様は、この規定部分の為になります。一般的には半年経過した保育士様が対象になる事が多いので、逆算しながら入職時期も考えてみると良いですね。

◇:ボーナスを考慮した転職のポイント

転職を考える際に、ボーナスだけでなく、全体の給与パッケージを考慮することが重要です。ボーナスの支給頻度や額はもちろん、基本給や手当、福利厚生も合わせて検討しましょう。また、長期的なキャリアを考えたときに、どのような施設で働くかが将来のボーナスにも影響を与えることを忘れずに。転職活動を成功させるためには、全体のバランスを見ながら最適な選択をすることが必要です。

◇:面接のときにお金の話をしても印象が下がる事はありませんか?

ボーナスの算出に関しては、確認しなければわからないケースは意外と多いのです。ですが面接のときにボーナスの算出方法などを聞きまくっていたら印象はどうなるでしょうか?お金は働くうえでは大切な事なのですが、まだ日本では面接のときにお金の話を細かくすることは懸念されてしまいます。

聞き方にもよるのですが、面接のときに給与やボーナスの話を聞きすぎると確かに印象はわるくなってしまいます。しかし確認する事なく入職してしまうと、後から「私のボーナス…こんなはずじゃなかった…」と感じてしまう事も少なくありません。家のローンや車のローンなどをボーナスで返そうと思っていれば、支払い計画の見込みが崩れてしまいますよね?

ですので給与やボーナスの話に関しては、できることなら面接時に確認をするか、最悪の場合でも内定をもらえた後に確認することをお勧めします。内定後に賞与を確認して条件不一致で内定自体をするのも1つの方法です。この辺りの聞き方は本当に難しく、面接で聞けば「お金のことばかり聞いてくる」という印象を残念ながら与えてしまいます。ですので自己応募で面接を受ける場合は、ボーナスや賞与に関する聞き方は注意をしないと、面接不合格になる可能性があることはお忘れ無く。

一方で面接前に概算の年収やボーナスの計算方法に関して知っておきたい保育士様も多いでしょう。その際は保育士求人JOBSのようなコンサルタントと一緒にお仕事探しをする事をお勧めします。自分自身にぴったり合った求人を探してくれるのはもちろん、お給料の交渉や、ボーナスの算出方法など含めて事前に確認する事が出来るので、入職後に「条件と異なる!!」と思う事をなくすことが出来ますよ。

保育士に限らずお給料というのはとても大切な話になります。特にボーナスに関しては誤解したまま入職してしまうケースもあります。1年目のボーナスに関してはなおさら誤解してしまいます。入職後に失敗した…と思わない為にも、しっかりと確認しながら入職しましょう。

解らない事や不安な事があれば一緒に転職活動をしていきましょう。全力でサポートするので気兼ねなくご相談ください。

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