園児の名前を完璧に覚える超記憶術~記憶アスリートに学ぶ超記憶術~

◇:記憶力が良い人も、記憶力が悪い人も、実は脳の構造は変わらないのです

 

記憶力に自信がない。年々物覚えが悪くなってきている。そんな不安を感じている保育士さんも少なくありません。特に新年度が始まる保育園で保育士が苦労する事と言えば、園児たちの名前を覚える事でしょう。もちろん実際に保育園がスタートして数週間もすれば、完璧に名前を覚える事は出来ると思いますが、入園式の時に顔も完璧に名前も覚えている事が出来れば、園児たちも保護者達も「ここの保育園はすごい!」と嬉しい気持ちになりますよね。

「でも私、記憶力に自信がないのです。」と何かを覚える事や記憶をする事に不安を覚える保育士も少なくないでしょう。本日のテーマはまさに超記憶術です!!最新の研究をもとにしながら、記憶力を6週間で劇的に改善する方法をお伝えしていきます!!

例えば保育学生たちのテスト対策にも、もちろん保育士が園児たちの名前を覚える事にも有効な記憶術になります☆彡それでは講義のスタートです!!

 

◇:最新の研究では脳の機能は何歳からでも鍛えられると言われています

 

時代時代と共に様々な理論が出てくるのですが、脳の機能や記憶力というのは年齢と共に衰退していくというのが、一般的に考えられていたことだと思います。保育士の皆様も一度はこのような話を聞いたことがあると思います。

しかし、最近の研究では脳の機能は大人になっても、何歳からでもトレーニングを積むことによって脳機能、つまり記憶力を高める事が出来ると言われているのです。これまたビックリですね。

記憶力に関しては様々研究が進んでいるのですが、特に興味深い研究があるのです!!世界記憶力選手権という記憶力を競う大会があるのですが、いわゆる記憶力に自信がない普通の人でも、トレーニングを積むことによって記憶力アスリートと言える記憶の達人たちと、遜色のないレベルにまで持っていけるということがわかりました。

ずばり結論を伝えるであれば、記憶力も筋トレと同じようにトレーニングすれば成果が出ると言われています。だいたい1日30分を6週間する事でこの記憶力アスリートと言える記憶力の達人たちを近いレベルになると言われているのです!いったいどんな方法なのでしょうか?その前にまずは、記憶の達人と普通の人の脳の違いについて調べたようです!

◇:記憶の達人の脳も、一般的な脳も実は変わらない!?

「記憶力の達人なんて、そもそも生まれ持った時の才能じゃない?」と保育士の皆様も思ってしまいませんか?その疑問を解決するために、今回の研究でまずは、記憶の達人と一般的な脳の違いを調べるところから始めました。

MRIでがっつり脳のチェックをしたそうです。23人の記憶力の達人たちと、一般的な人を集めて全員の脳をチェックして、リラックスをしている時の脳の動きと、記憶を脳の中に入れようとしている時の脳の動きとの違いを研究していきました。

その結果なんとも嬉しい結果が!記憶の達人も普通の人も脳の機能や構造に関しては何も変わらなかったという事です。ですので保育士の皆様も記憶の達人たちに比べて明らかに何かが劣っているわけではないという事です。

「じゃあ暗記や記憶が不得意な私は何でですか?」と思いますよね。そこにまさに超記憶術ともいえる暗記や記憶の脳の使い方の違い、つまり記憶のテクニックがあったのです。

記憶の達人も一般の方も脳の違いはありませんが、記憶の達人の脳は情報を接続するパターンが一般の方と異なっていたという事です。これは専門的な話になりすぎて私も詳細は伝えられないのですが、結論を伝えるのであれば、脳の使い方を勉強すれば、脳の接続パターンが変わるので、トレーニングをすれば誰しも記憶の達人になれるという結論のようです。これはとってもありがたい結論ですね☆彡園児たちにもトレーニングさせていけば、超記憶力を持った園児が保育園で誕生するかもしれません!!

実際にこの研究では一般の人たちに特殊なトレーニングをして、脳の使い方がどれくらいの期間で変わるのかも調べています。これぞまさに1日30分、6週間だったのです。保育士の皆様も1日30分、6週間トレーニングすれば「暗記に自信があります!!」と言えるようになるでしょう!!さてそんな特殊なトレーニングとはどんなものだったのでしょう?

◇:園児たちの名前を覚えようと思ったら、メモリーパレス(記憶の宮殿)を使おう!!

 

園児の名前を覚えることや、保育学生が試験のために記憶力や暗記力を高めたい!!記憶力を高めたい!と思った保育士なら、ぜひ試してもらいたいことがあります。保育士さんも一度はメモリーパレス(記憶の宮殿)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。このメモリーパレスが記憶や暗記に圧倒的な効果を出す事がわかりました。

メモリーパレス(記憶の宮殿)とは何とおしゃれな表現(笑)と思いませんか?これはどのような記憶術かと言えば、頭の中に自分の自宅(宮殿)を思い描いて、そこに覚えたいものを関連づけるという記憶術になります。まずは保育士様もご自宅を想像してみてください。

自分の家なので、玄関あけたら消臭スプレーがあるよな。とか、テレビ台の下にはお気に入りのBlu-rayを置いてあるよな。とかテーブルの上にはティッシュがあるな。とかが想像できると思います。自分の自宅や、慣れ親しんだ道、もちろん保育園の教室や園庭を想像する事もアリですね。それらを慣れ親しんだ場所を宮殿と呼び、そこに覚えたい事を”関連させて”ぶち込んでいくという記憶術になります。

例えば保育園で覚えなければいけない子供が3人いたとしましょう。暫定的に「山田さん」「雲野さん」「田中さん」としましょう。まずは頭の中に宮殿を想像してください、つまり慣れ親しんだ場所です。今回は皆さんが働いている保育園を想像しましょう☆彡それでは一緒に超記憶術であるメモリーパレス(記憶の宮殿)をしてみましょう。それでは目を閉じて想像してみてください。

まず保育園の出社するイメージを持ちましょう!!保育園の門をあけて、そこには園庭があって園児たちが遊ぶお山があったとしましょう。そこにいるのが「山田さん」です。そこから空を眺めたら雲が綺麗ですよね。そこで手を振ってくれていたのが「雲野さん」です。さて教室まで歩く途中にキュウリを育てている小さな畑があります。そこにいたのが「田中さん」です。

保育士の皆様いかがですか?想像できました?このような感じで、すでに自分が覚えていて、慣れ親しんだ場所に対して覚えたい事を家具のように配置していく等トレーニングです。今回は3名だけだったので、メモリーパレスを使わずとも覚えてしまったかもしれませんが(笑)これが30名や100名となってくるととても効果的なのです!!

新入生を迎え入れる時に証明写真と名前を見ながら、「覚えるぞ!!」と写真と名前を見まくる事をするかもしれません。それよりも実は頭の中に普段から保育士が教えている教室を想像してしまいましょう。そこに椅子を並べて、みんなでお歌を歌っている姿を想像してみて下さい。

自分の目の前には「○○ちゃんが座っているな。その横で大きな声で歌ってるのは〇〇ちゃんだ。その後ろの席の壁面の近くにいるのは△△ちゃんだ。」と想像しながら、慣れ親しんだ場所と関連付けて覚えると、圧倒的に早く確実に記憶する事ができるのです。

人間の脳は不思議なもので「顔と名前」の2つの物事を記憶する方が簡単に感じ、「顔と名前とどこいるのか?を想像する事」のメモリーパレスの記憶の方が覚える事が多く、記憶しにくいと思いますよね?しかし、関連性や記憶のとっかかりとなる事が多い方が、記憶する事がしやすいのです。

例えば「山田さん」をメモリーパレスで記憶するなら、保育園の山にいる事を想像しました、山田さんは「口の横にほくろがあるな。」とか「眉毛の形はこんなだな。」とか「家は確か○○町でコンビニの近くの所だな」と関連する情報量を増やし、記憶を呼び起こすとっかかりが沢山ある方が、脳は想像しやすく記憶しやすいのです。試験勉強の為に1問1答を保育士も覚えたかもしれませんが、意外と覚えにくかったのは、関連性がない為に記憶を呼び起こすことがしにくいのです。

つまり年を取ると記憶力が下がると過去に言われていたことは、年を取ると記憶する機会が減る為に脳の機能が低下していたともいえるでしょう。学生時代は覚える事も沢山あり、テストもある為に無理やりにでも脳を使っていましたよね。

でも大人になるとわからなければスマホで調べたりと、手段を知ってしまうので、脳を積極的に使う事が減ってしまいますよね。つまり記憶力や暗記力も低下してしまうということです。筋トレも同様に体を動かさなければ筋肉量は減ってしまいますよね?脳も同様だったのです。

ですので脳もトレーニングする事で、記憶力が上がる!!というのが今回の実験の結果だったのです。実際にこのメモリーパレスはもっとも強力な記憶術と言われています。このトレーニングをした研究グループは、実際に成績が上がっていたそうです。

1日30分というと、なかなかハードルが高く感じるかもしれないので、まずは1日10分でも脳を活発にさせる、何かを記憶するという習慣を持っておくと、脳年齢はどんどん若くなると思います!!是非入園式前の園児たちの名前と顔を覚えようと思ったらメモリーパレス(記憶の宮殿)を実践してみてください!!

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