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保育園で”評価される”保育士/幼稚園教諭の時間の伝え方は?

保育園で”評価される”保育士/幼稚園教諭の時間の伝え方は?
目次

保育園や幼稚園で”評価される時間の使い方/伝え方”なんてあるんですか?

保育園や幼稚園でのとある会話。今日のお題の前にこんなやり取りをみてみましょう☆彡

園長:「報告通りの時間に仕事が終わりましたね!!素晴らしいですね、とても効率的です!!」
保育士:「ありがとうございます!!」
園長:「期待してるわよ!!」

いきなりなんの話かと思ってしまいますが、これこそが本日の講義テーマである”時間の使い方と伝え方”の保育園や幼稚園でのシーンになるのです。園長や先輩から褒めてもらえるって本当に嬉しいですよね☆ただしこれはあくまで例であり、そして”上手くいったときのケース”になるのです(笑)そうねのです、、、時間の使い方や伝え方が上手くいかないケースだってもちろんあるのです。

園長:「○○先生!!さっきお願いした仕事まだ終わりませんか?予定の時間とっくに過ぎてますよ。」
保育士:「大変申し訳ございません」
園長:「ちゃんとしてくださいよ。時間くらい守ってください」

こんなことを園長に言われたら、夜な夜な枕を濡らしてしまいますし、私って保育士/幼稚園教諭向いていないのかな?って思ってしまいますよね。でも大丈夫です☆彡今日はばっちりこの悩みを解決していきます。

そうです、今日の講義のテーマは”褒められる時間の使い方/伝え方”を徹底解説していきます。保育園や幼稚園で働いていれば、チャイムが鳴るかもしれませんが、誰かに”時間を伝える行為”は日々の保育業務の中でも多いはずです。

「〇〇の授業は1時間後に終わります!!」とか「依頼されていたこちらの業務すが、多分10分もあれば終わると思います!!」等々、時間を使ったコミュニケーションは普段の保育業務にあふれています☆彡

園長や先輩、同僚や後輩にだって、保護者もそうです。時間を伝える事は保育業務の中でどれくらいありますか?実はこの”時間の伝え方”が保育士/幼稚園教諭の皆様の園での印象や評価を、大きく左右してしまうのです。ではどうやって時間を伝えることが、印象が良くなったり、評価れるのかをお伝えしていきましょう☆彡今日は講義のポイントはコチラ!!

◆本日のポイント

人は時間の使い方をポジティブに考えすぎて短く伝える傾向がある
時間を守れない保育士は信用できない
信頼される保育士の時間の伝え方とは

それでは講義のスタートです☆彡

実は人間はは時間の使い方を、前向きにに考えすぎて短く伝える傾向があるのです

そもそも人間は時間に対して心理学的にはどのように考えていると思いますか?人間は実は「どれくらい時間がかかるかな?」と想像して「〇〇分くらいで終わるぞ!!」と考えるのは、自分の能力以上に短い時間で算出する傾向があるのです!?つまり、「〇〇分くらい時間がかかるかな?」と想像した時間を、誰かに伝える時は人はたいてい”自分が想像した時間”をオーバーしてしまうという事です。。。

例えばどんな話かと言えば保育士/幼稚園教諭の皆様も保育園や幼稚園で「この仕事だったら大体5分もあれば終わるかな?」と考えていたら、余裕で10分はかかってしまうことありませんか?「保育日誌の入力か。。。まあ15分あれば余裕でしょ!!」と考えていたら、なんだか地味に時間を取られて、結果的に1時間かかってしまった。。。こんな経験ありませんか?まさにこれなのです(笑)つまり時間の使い方や自分に対する時間の伝え方を間違ってしまっているのです。

実はこの時間に関しては心理学的に面白い実験があったのです。ダニエルカーネマン博士がこの時間の見積りに関する面白い実験をしていました。実験内容はいたってシンプルで学生に対して以下の質問をします。「学位論文はどれくらいで出来ると思いますか?最短で何日で出来ると思いますか?最長で何日かかってしまいますか?この2日程を教えてください」という質問です。

保育士/幼稚園教諭の皆様だったらどのように答えますか?自分自身が保育学生だった時の卒業論文などを想像してみてください☆彡この研究対象の学生たちの回答は、非常に幅広い答えになったのです。

〇最短の平均日数は約27日でした。
〇最長の平均日数は約49日でした。

おおお。。。かなり開きがありますね。そうなのです、まずびっくりは20日以上最短と最長で予測がずれているのですよ!?まあと言っても、楽しい学生生活(笑)20日予測の開きがある事も、まあ理解できますよね。しかしここからが滅茶苦茶面白い所なのです(笑)

さあ突然ですが問題です!!実際に学生たちが論文を書き終わった平均日数は何日だったでしょう?

正解はなんと。。。実際に学生が論文を書き終わったのは「平均56日」でした。

「えっ”(-“”-)”」自分たちで最長「〇〇日くらいかな?」と見積もっていた時間をさらに超えてしまったのです!!つまり、業務に対する時間の使い方を前向きに考えたら、「27日くらいで終わると思います。」と時間を伝えてしまう。といっても、何かがあるかもしれない。。。そんな有事の事をネガティブに考えたとしても、「うーん。。。どんなに遅くったって49日あれば終わるっしょ!!」と時間を伝えてしまう。そしてそのネガティブなケースさえも超えてしまうという、人間の時間の考え方(笑)

最短で書き終えた自己認識とピッタリ予測した日程と合う学生はほんの一握りで、半数以上が最長を超えてしまったという結論になりました。。。つまり人は時間に関して伝えようとすると、圧倒的に短く言ってしまう傾向があるのです。

保育士/幼稚園教諭の皆様も”時間の伝え方”を間違えて失敗してしまった経験はありませんか?「5分後につきます!!」なんて言ったら10分後についてしまったり(笑)でも「そんなの数分の違いじゃないですか!!これって大したことじゃないですよね?」と思ってしまったら黄色信号です!!

つまりせっかく保育業務評価されていたとしても、社会人として評価されない可能性があります。特に人を評価する人、つまり管理職は時間を大切にします。時間の考え方が弱い保育士は、究極的に信用できないと思ってしまうのです!!

時間を守れない保育士/幼稚園教諭は信用できません

1分遅れる、10分遅れる、そんな大した違いではないじゃないですかーと思ってしまうかもしれませんが、塵も積もれば山となるではありませんが、ドンドン信頼を失い、評価されない保育士/幼稚園教諭になってしまいます。保護者様も直接口にすることは少ないと思いますが、たとえ1分でも時間を守れない人って本当に信用できないのです!!

ですので日頃の保育園や幼稚園でのコミュニケーションの中でも、相手がどれくらい「時間に正確か」というのは、保育士/幼稚園教諭としての、社会人スキルを判断する基準になっているのですよね。例え転職活動や採用面接を想像してみてください。

例えば採用面接の時間は11時。園長と面接官として待機しており、皆さんも先輩保育士として面接する事になりました。さあ11時になったのですが、あれあれ??こないな・・・皆さんは保育園/幼稚園として、こんな保育士を採用したいと思いますか?

・1分遅刻してきた保育士/幼稚園教諭をあなたは採用したいと思いますか?
・10分遅刻してきた保育士/幼稚園教諭をあなたは採用したいと思いますか?
・30分遅刻してきた保育士/幼稚園教諭をあなたは採用したいと思いますか?

採用面接に遅刻した保育士/幼稚園教諭を1分なら許しますか?30分だと許しませんか?高い確率で、この保育士/幼稚園教諭は不合格になりますよね。こんな大切な面接に遅刻する人は信用ならない!!皆さんは思うでしょう。

◆採用面接に遅刻した保育士に対して思う感情

・「園長を待たせるなんてありえない!!」
・「私たちの保育園や幼稚園の採用を馬鹿にしてるの?」
・「普通面接って何かあっても大丈夫なように、30分前にはついてませんか?」

時間にルーズな人を、特に日本人の性質上嫌います。日本人は電車が1分遅れただけでも怒りがこみ上げますから。時間と信頼の関係性が少し見えてきたと思います。いかに時間の伝え方が大切なのかじわじわと感じてきますよね??

◆あたらめて日々の保育業務の中でこんな保育士/幼稚園教諭信用しますか?

・1分時間がずれた保育士/幼稚園教諭をあなたは信用しますか?
・5分時間がずれた保育士/幼稚園教諭をあなたは信用しますか?
・15分時間がずれた保育士/幼稚園教諭をあなたは信用しますか?

1分なら信用しますか?15分なら信用しますか?そんな保育士/幼稚園教諭信用できませんよね。特に多職種連携が必要なのが保育業務になります。時間を守れない保育士/幼稚園教諭は信用できない理由が見えてきたと思います。

信頼される保育士/幼稚園教諭の時間の伝え方とはなんだ??

それでは、日々の保育業務の中で、保育士/幼稚園教諭様が、どうすれば上司や保護者様から信頼される時間の伝え方になるのでしょうか??当たり前だ!!と思われてしまうかもしれませんが(笑)「ドンズバ(ずれていない)時間予測を伝える事が評価される時間の伝え方です。」

あまりに当たり前すぎてびっくりしてしまうかもしれませんが、ただこの当たり前の「ずれない時間を伝える事」が出来ていない事実を認識しなければいけません。そしてこの当たり前の事が凄く難しいという事を理解しておきましょう。ではどうすればこの当たり前の事を出来るようになるのかを考えてみましょう!!正しい時間をの伝え方のポイントは2点になります。

◆ドンズバ(ずれていない)時間を伝えるためのポイント

1:過去の実績から「客観的」に業務にかかった時間を想像し伝える
2:短く見積り伝えるよりも、本当にちょっとだけ多く見積り伝える

1:過去の実績から「客観的」に業務にかかった時間を想像し伝える

まず1の過去の実績から「客観的」に業務にかかった時間を想像する、ここから説明していきましょう。例えば「先生、この書類まとめてください。」と依頼された時に、「あ、15分後くらいに提出します。」と開口一番にかつ、反射的に回答する事を避けるようにしましょう。

大前提になるのですが、保育園での業務と言うのは、刻一刻と予期せぬことだって起きてしまいます。そして確かに依頼された業務だけであれば「15分後」に終わるかもしれませんが、その他には何も依頼された業務はありませんか??もしも他の業務もあれば絶対に15分後には終わりませんよね?まずは冷静に、他に依頼されていることはないのかを考えましょう

そして次に考えなければいけない事は「本当にその業務は過去の実績から15分で終わったか?」を客観的に考える事が非常に重要になります。

保育士/幼稚園教諭の皆様が日々、保育業務をしていれば、きっと過去に似たような経験があると思います。その時に「本当に15分で終わったっけな?」と改めて冷静に時間を考えてみましょう。タスクがいつも何分くらいで終わったっけな?を記録しておくのもまた効果的になります。冷静に考えてみると、実は15分で終わっていないケースが多いのです。

時間の使い方を客観的に考える方法

・「主任だったらどれくらいで終わるかな?」
・「先輩保育士だったらどれくらいで終わるかな?」
・「新卒保育士だったらどれくらいで終わるかな?」

様々なケースを想像しながら、客観的に考えてみるとよいでしょう。主任は器用だからなーこれくらいの仕事だったら「確かいつも7分くらい」で終わらせたているな。先輩保育士でも15分はかかっているな。あれあれ??新人保育士だと25分以上はかかっていたような?

うーん、改めて冷静に考えてみると、保育士経験5年の私は20分は普通にかかってしまう気がするな。。。このように過去の経験を思い出しながら、比較をして考えていけば、正しそうな時間を伝えることができますよね?

2:短く見積り伝えるよりも、本当にちょっとだけ多く見積り伝える

それでは次に2の「短く見積り伝えるよりも、本当にちょっとだけ多く見積り伝える」をお伝えしていきましょう!!それでは保育士/幼稚園教諭の皆様に、こんな時間の伝え方に関する問題を出してみましょう☆彡

同じく保育士様の採用面接を例に考えていきましょう。採用面接の時間は13時。くどいようですが13時です!!ありゃりゃ?面接の保育士さん来ないな・・・そんな時、本日の面接予定の保育士様からお電話がありました。

CASE1
「ごめんなさい。保育園までの道がわからなくて5分くらい遅れてしまいます。」そして実際にこのお仕事探しをしている保育士様が面接場所である、保育園に到着したのは13時8分でした。

CASE2
「ごめんなさい。保育園までの道がわからなくて10分くらい遅れてしまいます。」
そして実際にこのお仕事探しをしている保育士様が面接場所である、保育園に到着したのは13時9分でした。

保育士/幼稚園教諭の皆様、どちらの方の方が印象が良いと思いますか?

そうです、凄く不思議なのですが、このアンケートを取ると圧倒的に、CASE2の方が印象が良いんですよね。CASE1に関しては、どのような印象になるかと言えば「5分遅れる!!」と言っておきながら「さらに3分も遅れてるなやないかい!!」とさらに怒り心頭になる可能性が高いのです。

CASE2に関しては、10分遅れる!!と言っていたにも関わらず、予定時刻よりも1分早く到着する事が出来ています。「あらま、急いできてくれた保育士なのね。偉いじゃない。」という印象になりやすいです。

実は結果だけ見れば、CASE1の保育士は13時8分に到着し、CASE2の保育士は13時9分に到着している為に、CASE2の保育士の方が、1分遅く到着しているのですよ・・・CASE1よりも遅れているにも関わらず心象がこんなに変わってしまうのです。なんと理不尽なんでしょう(笑)つまり時間の伝え方にはポイントがあるという事がわかりますよね?

・自分が予定した時間を、超えてしまう事は印象を下げる傾向があります。
・自分が予定した時間を、下回る事は印象を上げる傾向があります。

ふむふむ。確かにこれはイメージ湧きますね☆それでさらにCASE3を考えてみましょう。「ごめんなさい。面接場所の保育園/幼稚園までの道がわからなくて、60分くらい遅れてしまいます。」そして実際に保育士が保育園に到着したのは13時30分でした。

さて、見積もった時間よりも30分も早く到着する事が出来ましたが、保育士/幼稚園教諭の皆様、時間の伝え方の印象はいかがですか??さすがに1時間の遅刻はありえないですよね・・・

例え自分が予定した時間を下回ったとしても、そもそも「なんで1時間も遅れるの・・・」って時間の概念を疑ってしまいますよね。これでは印象を上げる事はできません。あくまで「本当にちょっとだけ多く見積り時間を伝える」事が大切です。

たかが時間の伝え方、されど時間の伝え方。それで評価が大きく変わります☆彡これだけで信頼は大きく変わってきます。逆に言えば!!これだけで大きな信頼を勝ち得ることが出来ます!さあ保育園や用地電で、評価される、褒められる時間の伝え方をしていきましょう(^_-)-☆

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