求人票を正しく読み解いて給料を上げる
”保育園/幼稚園/こども園”で求人を探していれば、給料/給与を上げたい!!って思うのは誰しも同じですよね。同じ条件であれば給料/給与が上がる方が、当たり前にそれは嬉しいですよね。お給料を上げる為に保育士/幼稚園教諭の先生たちが転職活動をしていれば、沢山の求人票を見ることがあります。
給料/給与を上げたいと思って求人票を眺めて、面接する保育園/幼稚園/こども園を決めたり、労働条件通知書をみて実際に入職する保育園/幼稚園/こども園を決めたりしますが、実はここに転職活動の思わぬ落とし穴があるのです。
それは何かといえば、実はちゃんと求人票や労働条件通知書の内容を理解していない為に、給料/給与が上がる選択を間違ってしまっている保育士/幼稚園教諭の先生たちが意外と多いのです!!「え!!さすがに、お給料部分はよく見ているので、そんな間違いはないと思います!!」と思いませんか?今日の講義のテーマはまさにココです。
求人票や募集要項、労働条件通知書を正しく読み解いて、保育士/幼稚園教諭の先生たちのお給料を転職活動で上げる方法をばっちり講義しています。
参考:看護師の給料のあげ方は求人票が教えてくれた。転職に大切な求人票の見方
月給25万と月給22万どちらの求人がお給料が上がりますか?
さあそれではさっそく保育士/幼稚園教諭の先生たちが給料/給与をあげる為に、求人票の読み解き問題を出してみましょう☆彡保育士/幼稚園教諭の先生たちも読みながら一緒に問題を解いてみてください♪意地悪な問題と思ってしまうかもしれませんが、求人票にはよくある事だったり、問題によっては計算機が必要かもしれません(笑)それではさっそく問題を出してみましょう!!
問題1:「A保育園:月給25万」と「B保育園:月給22万」どちらの求人が給料/給与が上がりますか?
さすがに1問目ですからね(笑)こんなのめっちゃ簡単じゃないですか☆彡そりゃもちろん給料があがるのは「月給25万円の求人ですよね!!」と答えてしまった、保育士/幼稚園教諭の先生たち!!要注意です(笑)これは不正解になります。一問目から意地悪だと思わないでくださいね。ひっかけ問題でもなんでもなく、よくある求人票の話になります。
じゃあ正解は22万ですか?と言われれば、これも不正解となります。正解は何かといわれれば、「この情報だけではどちらが給料/給与が上がるのかわからない。」というのが正解になります。やっぱり意地悪問題じゃないですかー(笑)と思わないでくださいませ!!
まず保育士/幼稚園教諭の先生たちが給料/給与を上げる!!と考える時には、「年収がいくらになるのか?」で考える必要があります。つまり「源泉徴収票の金額」って事ですね。ここがまず最初の落とし穴になるのですが、月給が高いからといって年収が上がるわけではありません。月給が上がったのに、結果的に年収が下がってしまっている。。。なんて事も実はよくある話です。
これは求人票の見せ方のテクニックに近いかもしれませんが、月給が高いとはやり魅力的な求人に見えてしまいますが、冷静に計算してみると実は現職の”保育園/幼稚園/こども園”よりも、年収が下がってしまった・・・なんて事だってあるのです。
そうつまり、まずここには”賞与(ボーナス)”の記載がないので、どちらの給料/給与が年収を上げることが出来るのかはわからないのです。それでは賞与を踏まえて次の問題を見てみましょう。
問題2:「A保育園:月給25万」と「B保育園:月給22万」共に賞与は4.0ヵ月になります。どちらの求人が給料/給与が上がりますか?
この問題を読めば、すでに問題1を読んだ保育士/幼稚園教諭の先生たちは「はいはいはい。なるほどね、確かにこれで初めて年収がわかりますね!!年収でちゃんと考えるって考えれば、正解はA保育園の月給25万円の方ですね。」と答えて頂けると思います。
そうなのです、不正解なのです。これもまた落とし穴その2になるのですが、この賞与がわかった状態でもまたどちらの方が年収が高くなるのかは断言する事が出来ないのです。そして入職して賞与を貰って「あれ?予想していた金額と全然違うな・・・」と保育士/幼稚園教諭の先生たちが転職後に後悔してしまう落とし穴がまさに賞与になるのです。
実はこのような経験をした保育士/幼稚園教諭の先生たちは意外と多いのです!!お給料が高いと思ったら、ちょっときつい環境でも頑張れると思ってたのに、これなら年収も下がってしまっているし、別に内定を貰っていた保育園の方が圧倒的に、給料/給与が上がっていたじゃない・・・と後悔してしまった経験もあるかもしれません。
給料/給与を上げるには、やっぱり求人票や労働条件通知書を読み解く力が必要になってくるのですよね。それではなぜ上記のケースでは、どちらの保育園の年収が上がるのかわからないのでしょうか?だって賞与は4か月と記載もされていますよね?おそらく保育士/幼稚園教諭の先生たちは下記のように考えたでしょう。
◇:A保育園
月給25万円×12か月=300万
月給25万×賞与4.0ヵ月=100万
年収:300万+100万=400万◇:B保育園
月給22万円×12か月=264万
月給22万×賞与4.0ヵ月=88万
年収:264万+88万=352万
「まさにこれですよね?やっぱりA保育園の方が給料/給与が年収ベースで考えても上がりませんか?」と保育士/幼稚園教諭の先生たちは思ってしまうかもしれませんが、まさにこれが保育士の給与をあげる落とし穴になるのです・
というのも賞与というのはその年の業績に比例するので、まずそもそも同額がもらえるかわかりません。今回は同額がもらえると仮定して、何が落とし穴かといえば、賞与というのは原則的には法人の規定があり、基本的には”基本給”に対して、賞与計算をするのです。
つまり今現状で両方の求人は月給と賞与の記載はありますが、基本給の記載がありません。ですので入職した後に、給料/給与が上がるはずが、給料/給与実は下がってしまっていた…なんて悲しい経験をしてしまう保育士/幼稚園教諭の先生たちも出てきてしまうのです。
◇求人票や労働条件通知書で気を付けなければいけないこと
1:そもそも年収ベースで給料/給与でお給料が上がっているのか?
2:賞与の算出方法は明確になっているか?
3:月給の内訳が明確になっているか?
この3点をまずはチェックしておく必要があります。基本給次第では賞与が全然でない…なんて恐ろしい状態だって十分にあり得るのです!それではこれらの事を踏まえて次の問題をやってみましょう。
問題3:A保育園、B保育園どちらの方が想定年収が高くなるでしょうか?
A保育園の求人票
月給:25万円
月給内訳:基本給10万円+資格手当10万円+見込み残業5万円=25万円
賞与:4.0ヵ月
B保育園の求人票
月給:22万円
月給内訳:基本給20万円+資格手当2万円
賞与:4.0ヵ月
「おっ!!よく見る求人票っぽくなってきましたね!!」と思いませんか(笑)それではこの問題は一緒に考えていきましょう!!まず給与というのは年収ベースで考える事が保育士様の給与を上げる方法と言えるので、年収ベースに計算してきましょう!!賞与は基本給にかけるとここでは定義しておきます。すると各々の年収はどうなるでしょうか?
A保育園
月給:25万円
月給内訳:基本給10万円+資格手当10万円+見込み残業5万円=25万円
賞与:4.0ヵ月1:月給25万×12か月=300万
2:賞与は基本給にかけるので
賞与=10万×賞与4.0ヵ月の40万
3:年収=300万+40万の340万がA保育園の想定年収と考えられます。
それではB保育園の想定年収も同様に計算してみましょう。B保育園
月給:22万円
月給内訳:基本給20万円+資格手当2万円
賞与:4.0ヵ月1:月給22万×12か月=264万
2:賞与は基本給にかけるので
賞与=20万×賞与4.0ヵ月の80万
3:年収=264万+80万の344万がB保育園の想定年収と考えられます。
つまりぱっと見はB保育園の方がお給料が下がってしまうな!!と思ってしまっていましたが、実は想定年収で考えればB保育園の方が年収ベースで考えると高かったという事になるので!!これこそまさに保育士様の給料/給与を上げる方法とも言えますよね。
これが凄い極端な例かと言われれば実はそんなことありません。求人票や労働条件通知書に記載されている給料/給与は法人の規定によるので、今出した例以上に極端な”保育園/幼稚園/こども園”の求人だって沢山あるのです。
そしてさらに実は考えなければいけないことは、A保育園には”見込み残業”がすでに組み込まれています。これは何を意味するかといえば、一定の残業が発生する事をすでに見込んでいるので、先に見込み残業代としてお給料を払ってくれているのです。
つまり残業があったとしても、なかったとしても残業代が一部貰えているというメリットもあれば、デメリットとしては、少なからず定時で終わる可能性は低く残業が発生する可能性が高い。という事も想定していなければいけません。
つまり求人票というのは保育士/幼稚園教諭の先生たちのお給料を上げる方法を記載してくれいるのと同時に、働き方としても「残業が多いかも OR 少ないかも」という予測を立てる事も実はできるのです。
今回は求人票や労働条件通知書を読み解いて、保育士/幼稚園教諭の先生たちのお給料を上げる方法や、正しい意思決定が出来るための方法をお伝えしました、”保育園/幼稚園/こども園”の求人票には今回例にあげた以上に沢山の情報が詰まっているのです☆彡
「求人票を読み解く自信がないな…」と思っても安心してください♪私たちがしっかりと求人票を読み解く事もできますし、複雑なものであれば実際に”保育園/幼稚園/こども園”に連絡して想定年収を算出してもらう事もしています。
特に面接後に内定を頂いた時には、しっかりと先方に想定年収を算出して頂き労働条件通知書を作成して頂き、保育士/幼稚園教諭の先生たちにお渡しするので、現職と比べて給料/給与が上がっているのか?下がっているのか?を明確にすることが出来ますよ☆彡保育士/幼稚園教諭の先生たちがお仕事探しで悩んだら、いつでもご相談ください。