【チェックテスト有】HSP(Highly Sensitive Person)の保育士の特徴とタイプ
【チェックテスト(診断テスト)有】HSP(Highly Sensitive Person)の保育士の特徴とタイプ ■メンタルが弱い人はHSP (Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パー […]
保育園で保育士が働いていれば、園児たちに対して嘘をついてしまう事もあるでしょう。嘘というのは大小関わらず、例え小さな嘘でも、大人が聞いたら「そんな事は絶対にありえないよね!!」というような内容であっても、子供たちには影響を与えてしまうという実験結果があります。
嘘が子供たちにどのような影響を与えてしまうかと言えば、恥や罪の環境に襲われてしまい、ネガティブな感情に苛まれる可能性が高くなるうえに、自己中心的で他人を攻撃してしまったり、他人を操ろうとしてしまう事がわかってきています。
それでは保育士は保育園で子供たちと接している時に、どのように対応するのが良いのか?を今日は解説していきましょう!!嘘をつく事と園児たちの心の成長に与える影響に関してお伝えしてきます☆彡
保育園で保育士が働いていれば子供たちがちょっとした悪さをしてしまう事だって沢山あると思います。そんな時に「そんな事をしたら、鬼が来るよ!!」とか「閻魔様に下を抜かれちゃうんだよ!!」と悪気なく伝えてしまう事があると思います。
「いやいや、これくらいは嘘にならないでしょ!!」と大人だったら感じるかもしれませんが、子供たちはほんの些細な嘘でも、その嘘の矛盾を言語化できなかったとしても心理的な矛盾を感じ、いつも先生は「嘘ついちゃだめだよ!!」とか「正直で良い子になるんだよ!!」って言ってるのに、先生だって嘘ついているじゃん!!という気持ちになってしまうのです。
つまり「先生だって嘘ついてるから、嘘ついてもいいんだ!」と子供が嘘をつきやすくなってしまったり、恥や罪の意識を感じや楠久なったり、様々なネガティブな感情に苛まれ、他人に対して攻撃的だったり、自己中心的になってしまう事が起きるのです。
保育士の先生の嘘は本当に些細な事でも、このような危険性があると言われています。今回の実験結果は南洋理工大学等の研究になります。10代後半の若者約400名集めて、子供の時に親からどのような嘘をつかれたのか?を調べた実験になります。
保育士や大人が「嘘」と聞けば、それこそ詐欺にあたるような事も想像しますし、人を傷つけるような事を想像するかもしれませんが、ネガティブな感情を育ててしまう嘘とは本当に些細な嘘でした。
例えば「悪い子にしているとお化けにさらわれちゃうからね!!」、「先生のいう事を聞かないとおまわりさんに連れていかれちゃうよ!」、「良い子にしていないと置いていっちゃうからね!!」等々と誰しも一度は聞いたことのあるフレーズになるでしょう。
子供たちをきちんとしつけなければいけない!!という気持ちから、このような些細な嘘をつく事は少なくないでしょう。しかしこの結果子供たちは、「自分も嘘をつく確率」が増えてしまい、ネガティブな感情が出やすくなるために、新しい事に挑戦する事もできなくなる可能性が高くなる事がわかりました。
今回の実験では親の嘘にフォーカスをしましたが、子供たちのと接する時間が多い保育園での保育士の嘘も同様の影響を与えてしまうでしょう。こんな些細な嘘や矛盾でも子供たちの性格が歪んでしまうのですね。つまり言語化できなかったとしても、保育士や親が思っている以上に子供たちの理解力は感覚的に鋭いのです!!
保育士が保育園で働いている時に、些細な嘘をついてしまうのはどのような時でしょうか?おそらく子供たちが「言う事を聞かない時」に「お巡りさんが来るよ!!」とか「鬼が来るよ!!」とついつい嘘を言ってしまいませんか?
一見するとこれらの嘘は、子供たちが手っ取り早くいう事を聞いてくれそうですし、時間の節約にもなるし、子供たちに正しい理由を説明するのが難しいから、嘘に頼ってお茶を濁すような事を言ってしまうでしょう。
しかし親であれ保育士であれ「正直でいる事が良い事だ!!」とか「嘘をつく事は悪い事だ!!」というモラル教育を行うでしょう。それにも関わらず、子供に対して、些細な噓をつく事は、子供に対して矛盾したメッセージとなってしまうのです。
先生もお母さんもあんなに「嘘はダメだよ!!」って言ってるのに、どうして自分の大好きな保育士の先生やお母さんは嘘をつくんだろう?という気持ちになってしまうのです。この矛盾が子供の人間に対する信頼感を傷つけてしまい、子供の不誠実が加速してしまうという事なのです。
つまり、子供たちに保育士や親が嘘をつく事により、子供は心理的な板挟み状態になり、そのせいで人間としての成長のプロセスが歪んでしまうという事が推測されているのです。
研究チームによると、この些細な嘘をついてしまうデメリットに注目をして、嘘をつかなくても済むような方法を考える必要がある!!と提言しておりました。それでは言う事を聞かない子供がいたときにはどのようなアプローチが推奨されているのでしょうか?
それでは保育士が保育園で園児たちに嘘をつかずに、言う事を聞いてもらうためにはどうすればいいのでしょうか?今回の研究結果で推奨されている方法としては、子供の感情を素直に認めてあげる事が良いと言われています。
例えば園庭で遊んでいる子供たちに、教室に戻って!!と伝えても言う事を聞いてくれない園児もいるでしょう。まずはその「園庭でまだ遊びたい!!」という気持ちを否定するのではなく、「まだ遊びたいよね!!」と気持ちを認めてあげましょう。
そして「教室に戻らないとおまわりさんが来ちゃうよ!!」等の些細な嘘をついたり誤魔化したりするのではなく、「教室に戻らないと、みんなが心配しているよ!」とか「〇〇ちゃんが教室に戻らないと、みんなで教室でお歌を歌えないよ。」と多少面倒になる事が予測できたとしても、子供たちに対して正しい正確な情報を伝える事が大切だと言われています。
おもちゃを買って欲しいと駄々をこねている子供も同様です。100円のガチャガチャにも関わらず「お金がないから買えないよ!!」と些細な嘘をつくよりも、子供が「おもちゃが欲しい!」という感情を認めてあげて、「でも欲しいものばっかり全部買ってたら、お家がおもちゃだらけになって片付けるの大変になっちゃうでしょ?」とか「毎月〇〇円までって決めてるから、この間お菓子買ったから今月はダメでしょ?」と正しい情報を伝える方が、子供たちの納得感が高いのです。
例え保育士や保護者がその時に伝えた情報を子供たちが理解できなかったとしても、問題はありません。理解できなかったとしても正しい情報をちゃんと伝えてくれたんだ!!と子供たちが感じる事が出来れば、子供が成長した時に保育士や親の言葉を思い出して、先生は嘘をつかずに本当の事を言ってくれたんだ☆彡と感じる事が出来るようになるのです。
他にも推奨されている方法としては、一緒に問題解決に取り組んだり、自分で調べる方法を教えてあげる事も良いと言われています。例えば先ほどの教室に戻らない園児の話をすれば「どうして教室に戻った方が良いと思う?」と問題提起をしてあげるのもまた良い方法と言えます。
「えー、わからない!!先生なんでー!!」と園児が聞いてくるタイミングは、好奇心が湧き出ている状態とも言えます。その時に「それならこの絵本読んでみたら?」とか「図鑑で調べてみたら?」と解決に向けた方向性を伝えてあげれば、自然と自分で調べる癖がつく可能性も高いのです。
男の子であれば電車に興味を持つ子供も多いでしょう。字も読めないはずなのに、なぜか電車の名前を沢山憶えていて、あっという間に保育士や親よりも、多くの知識がついている経験をしたこともあるでしょう。それほどまでに子供の好奇心というのは大きなものなのです。
子供たちは純粋に保育士や親が答えるのに困ってしまうような質問を沢山してきます。その最たる例で言えば「どうして赤ちゃんってできるの?」というのは、答えに困ってしまう質問でしょう。
しかし今回の実験では嘘をつく事がいけないという事がわかっているので、子供たちが成長して後から考えたときに、「なるほどな!!」と思える伝え方をする事が大切だという事になります。
つまり保育士も子供たちの疑問に答えるようなトーク内容を勉強し、調べ、伝えられるようになる事もまた、大切な事であり保育士としての成長と言えるのです。是非実践してみて下さい。
でも今働いている保育園は持ち帰りも多くて、残業も多くて自分自身が勉強する時間がないので成長を感じる事が出来ないのですよ…と感じる保育士もいるでしょう。成長というのは働くうえで、保育士に関わらずモチベーションになるのです。
つまり成長を実感する事ができない職場というのは、将来の不安や悩みを感じてしまう可能性が高いと言えます。保育士として成長したい!!という気持ちがあれば、研修が多い保育園もあれば、勉強する時間が取りやすい保育園も沢山あるので、他の保育園の環境を見てみる事もまた大切な事と言えます。