【園長必見】管理職の”超相談力”~部下への相談がマネジメントを成功に導く~

◆”保育園/幼稚園/こども園”の管理職の皆様、ちゃんと相談してますか?

”保育園/幼稚園/こども園”で管理職をしている皆様☆彡マネジメントが上手くいかなかったり、課題解決が上手くいかずに悩んでしまう事はありませんか?保育士/幼稚園教諭の先生たちも、日々保育業務をしていれば、様々な問題が出てきたり、マネジメントをしなければいけない時が沢山あると思います。

そして管理職者と切っても切り離せないのが”意思決定”になるのです。「何かをやるぞ!!」と意思決定をしてみると、他の先生たちから「なんで、あれに決めちゃったのかな?ちょっと現場感がずれてる気がする・・・」なんて言われてしまった事はありませんか?うーん。。。こっちだって一生懸命悩んで決めたのにヒドイヨ。。。なんて悲しい経験もあると思います。

本日のポイントテーマはまさにココです☆管理職者の”意思決定”の為には、積極的に”部下に相談しよう”を講義していきたいと思います☆実は”保育園/幼稚園/こども園”でのマネジメントでは”部下に相談する事”が大きなカギを心理学的には握っており、より組織を強くすると言われているのです!!

講義の後にすぐに部下のマネジメントに活用出来たり、今抱えている問題解決の方法がパッと開けると思います☆彡「こんな簡単な方法で!?!?」と」と思って頂けると思います☆彡それでは本日のポイントです。

◆:管理職者がマネジメントを円滑にするポイント

1:優秀な人材は時として孤独という罠に自ら陥る
2:現場で起きている問題解決の為の行動心理学教えます
3:看護現場での活用方法じっくり教えます

それではさっそく、講義をスタートしていきましょう(^_-)-☆

1:管理職(優秀な人材)は時として”孤独”という罠に自ら陥る

”保育園/幼稚園/こども園”で管理職とは孤独なんだ。。。
孤独すぎて、誰もこの管理職の悩みを理解してくれないんだ・・・
だから一人でこの道を進むんだ・・・

なんてセンチメンタルに語られても管理職の保育士/幼稚園教諭の先生たちも組織で働く以上は、こんなこと言われても他の保育士/幼稚園教諭の先生たちも困っちゃいます(笑)管理職というのは、職位が上がれば上がるほど、孤独になる、悩みが増えて、悩みも大きくなるのは間違いありません。というのも、管理職の保育士/幼稚園教諭の先生たちの業務内容が圧倒的に変わってくるからなんですね。

今までは”保育園/幼稚園/こども園”での「保育現場」を見れば問題なかったのですが、管理職になれば、組織のマネジメントや経営がメインの業務になってくるために、内容的に園の運営に関わる為に相談できる人が限られてしまったり、相談をする相手がいないと思ってしまう事が多いのです。

そして、”孤独”に思ってしまう事や”悩みを相談する相手がいない”と思ってしまう事が、管理職が最初に陥る罠なんです。そして悲しい事にこの罠に自らはまりにいってしまう事も多いのです。そして優秀であればあるほどに、管理職は孤独だというトラップに底なし沼がごとく、ズブズブと深く深くはまってしまう可能性が高いのです。

具体的どいう罠に管理職が陥りやすいかといえば、職位が上がることでポップに相談できる相手が減ったと勘違いしてしまって、自分が抱えている悩みに対して誰にも相談せずに、自分一人ですべてを考え決めてしまう事が増えてしまい意思決定を失敗してしまうのです。

◆:管理職者が”保育園/幼稚園/こども園”での業務で孤独だと勘違いしてしまう理由

1:管理職たるや一般保育士/幼稚園教諭の先生たちと仲良くしてはいけない
2:管理職の悩みを一般保育士/幼稚園教諭の先生に相談しても理解してくれない
3:管理職になって、ちょっとだけ一般保育士/幼稚園教諭の先生を下に見るようになった
4:管理職自身が相談する事が自分の弱みを出す事だと思っている
5:相談する事で頭の悪い上司だと思われたくない

このような理由から管理職と一般保育士/幼稚園教諭の先生達とのコミュニケーションがドンドン少なくなってしまったり、究極的には全く相談することなく意思決定をしてしまうので、「本当は現場に物凄くフィットする施策」にもかかわらず、他の先生達には”現場の事を全く理解していない独りよがりなダメな施策”だと思われてしまうのです。

ではどうすればこのような事態は防ぐことができるのでしょう?それは実は心理学的には答えが出ていて、部下の意見やアドバイスを積極的に管理職者が聞く事です。しかし誤解してはいけない超重要ポイントがあります!!意思決定をみんなでするのではありません。意思決定はあくまで管理職がすべきです。

それでは過去の研究結果や具体例をあげながら、次の章で管理職の保育士/幼稚園教諭の先生達のマネジメントの悩みや、意思決定の悩みを解決する方法を考えていきましょう☆彡

2:”保育園/幼稚園/こども園”で起きている問題解決/課題解決の為の行動心理学教えます

行動学者のパトリック・フランクリンの論文になるのですが、非常に端的に面白い研究をしていたのでまずは共有いたします☆彡

グループ内で協力し合いながら問題解決を図った場合の取り組みと結果は、平均的なメンバーが一人で行った場合を上回るだけではなく、グループで最も問題解決能力が高い人が、一人で行った場合よりも優れていることを示していました。

しかし、管理職の経験や技術が”良くも悪くも”素晴らしいと、グループの中で自分が一番上手に問題解決できると考えてしまい、他のメンバーの意見を聞かない事が度々あるのです。そしてこれこそが、管理職者の陥ってしまう失敗といえます。

そうなんです、つまり”自分自身の事を超絶に優秀”だと思ってしまっている人ほど、「自分の悩みを理解してもらえない」と考えてしまい、現場の意見やアドバイスを全く聞こうとしなくなってしまうのです!つまり超絶に優秀ではないという事を意味しています(笑)例えばテレビ番組で言えば、こんなことです☆彡

保育士/幼稚園教諭の先生達は「クイズ99人の壁」という、フジテレビで佐藤次郎さんがMCをされているクイズ番組をご存じですか?

一般人・著名人を含む100人の参加者の中から選ばれた1名のチャレンジャーが、それを阻止しようとする99人のブロッカーを相手に自分の“得意ジャンル”でクイズに挑戦し、5問連続で正解すれば賞金100万円を獲得できるバラエティ番組になります。一人 VS 99人の知識対決というイメージです☆彡

そしてこのクイズなのですが、専門家1人に対して、そのことに対して詳しくない99名で戦っても、専門家が勝てることは実はとっても少ないのです。「え、そうなのですか?だって、得意ジャンルなんでしょ?」と思いますが、99人いると勝てないのですよ・・・99人はそのジャンルの専門家でもなんでもないんですよ。保育士である保育の専門家の先生たちが、保育をあまり知らない99人と、保育の知識対決をしても99名いると勝てないという事です。

結果として100万円獲得者は22名しかおらず、放送回数やチャレンジ人数を考えると、おそらくですよ(ここの具体的な数字はわからず申し訳ありません)10%前後しか専門家が勝つことはないのです。

つまり、一人の知識は複数人数の知識に勝てることはないのです。三人寄れば文殊の知恵とはまさにですね。ですので管理職になったからと言って、他の保育士/幼稚園教諭の先生達に相談しないとか、アドバイスを求めることがなくなることは、マネジメントもできなくなり、意思決定もできなくなる為に、愚の骨頂と言えるのです。

予期せぬところから新しい問題解決のヒントが生まれたり、それをベースにまた新しい議論が活発化したりと、職位や年齢、性別に関わらず多様性の中で、相談しあう事が”管理職の悩み”を一番の問題解決/課題解決になるのです☆彡そして事前に相談している為に、「自分にも相談してもらったから、この内容知っているぞ!」とか「私の意見も反映されているぞ!」と思えるために、結果的に意思決定に対して満足度が高くなりますし、マネジメントも上手くいくようになります☆彡

しかし改めてになりますが、「意思決定」は管理職がしてくださいね。みんなで決めたらただの多数決になってしまうので、あくまで課題に対する相談とかアドバイスをすることが重要になるのです。そして部下である保育士/幼稚園教諭の先生達に「意思決定」をさせることはとても酷な話になるので、あくまで意思決定は管理職の仕事であることは忘れてはいけません!!

では実際に”保育園/幼稚園/こども園”での保育業務で、どのようにこの”相談する事”を活かすべきなのかを次の章では考えていきましょう☆彡

3:”保育園/幼稚園/こども園”での”超相談術”の活用方法じっくり教えます

そもそも管理職がなぜこのような罠に陥ってしまい、それほど成熟していなメンバーと協力した時の方がより良い問題解決になるのかを考えてみましょう!!

◆:管理職がメンバーに相談すべき2つの理由

1:1人が対応できる業務量というのは有限である時間の中では限られていますが、複数人数が協力する事により、業務を分担させることができる。
2:事前に相談する事によって、”管理職1人の独占的な意見”ではなく”自分自身も意思決定の寄与した”と思い、管理職の意思決定に反発する事がなくなる。

”管理職の悩み”に対して、相談し話し合う事は、他の保育士/幼稚園教諭の先生達から、新しい視点を貰ったり、自分では考えることが出来なかったアイディアが生まれてくる可能性が高いのです☆彡やはり管理職者一人で悩んでいても、なかなか答えが出せなかったり、意思決定する事は難しいのです。

例えば保育花子さんがとある、保護者の対応で悩んでいると相談を受けたときも、管理職である自分だけの意見を伝えるのではなく、他の保育士/幼稚園教諭の先生達の意見を聞ける場を提供する事もまた重要になります。たとえば朝会の時に3分だけでも、相談会という時間を設けてみるなども重要ですね。こうする事により、様々な過去の成功事例が共有されますし、自分自身では気がつけなかったリスクを見つけることも可能になります。

例えば管理職が今後の干渉範囲における保育方針を決める時も、自分一人や自分自身よりもさらに上の管理職と決めるだけではなく、現場である保育士/幼稚園教諭の先生達とも沢山話をし、意見やアドバイスをもらう事が問題解決/課題解決の重要なポイントになります。

管理職者の脳内はやはり”現場との乖離”が出てしまうものです。現場の意見を聞くことなく、保育園の方針などを意思決定してしまえば、確かに論理的に考えたり、経営的に考えれば正しそうな意思決定ですが、マネジメントが効くか?つまり現場である保育士/幼稚園教諭の先生達が”保育園/幼稚園/こども園”の為に動いてくれるかと言えば、また違いますよね?

凄い極端ですが、実際にあった失敗例としては「保育園の運営が金銭的に厳しくなってしまった。まずはコスト管理をしなければいけないので、年俸制を変えて賞与制(夏冬合算で2か月)にしました。つまり今まで年収300万で、毎月25万だった給与を、300万÷14ヵ月の約21万にしました。そして賞与に関しては会社の業績による支給にしたので、賞与の支払いはなく、実質的には全員の年収が下がってしまった・・・」なんて事もありました。これでは保育士/幼稚園教諭の先生達は納得できないですよね?

つまり目線が悪い意味で同じ人としか話さなければ、同じ意見しか出てきませんし、大多数の現場の保育士/幼稚園教諭の先生達の意見を全く聞いていないという事になってしまうのです。これでは適切な”保育園/幼稚園/こども園”の運営はできません。

しかし、管理職の悩みを全てをみんなで話し合う事も、それはそれで本当に現実的なのか?とかいう疑問もありますよね?

あくまで「意思決定」は度々になりますが、管理職がすべきです。意思決定まで全員でしてしまうと、多数決になってしまうので、”保育園/幼稚園/こども園”の経営理念や保育理念に背いた方を意思決定してしまう可能性が高いのです。園児や保護者の満足度の為に、イベントを沢山やってコストを沢山使う事。でも年収を上げてお休みを多くしてしまったら、これはこれで”保育園/幼稚園/こども園”の経営自体が成り立ちません。。。

でも「せっかく相談にのって、アドバイスをしたのに、自分の意見が全然反映されないじゃん!!」と、相談した保育士/幼稚園教諭の先生達の自尊心を傷つけてしまったり、意欲をなくしてしまったりしないか?と心配してしまうと思います。

この点に関しては、各保育士/幼稚園教諭の先生達の意見が、意思決定に関して決定的な要因にならなかったとしても、結論に至る思考のプロセスの中でしっかりと考慮されていることを、管理職者が明確に伝えておけば問題はありません☆彡現場の目線での考えをしり、経営の目線での考えを注入し、結果として「〇〇」を起点として、今回は意思決定をしました!!と伝えれば納得度も高くなり、マネジメントもしやすくなります☆彡

一番罪な事は現場の成功事例やリスクを度外視した、”部下に全く相談しない事”になり、一人の意見で決めてしまう事は、正しい意思決定にならない可能性が高いのです!!

いずれにしても、勝手に考えて、勝手に決めたと思われないように、議論の場を増やし、意思決定にもみんなの意見が参考になったという「感謝」を忘れなければ、そのチームは上手くいきますし、管理職が陥る”部下に悩みを相談しない”という失敗を防ぐことが可能になります☆彡相談しにくい内容もあると思いますが、まずは部下にもたくさん相談して、自己開示をしコミュニケーションをとる事がマネジメントの悩みを解決する方法でり”超相談力”でもありますね☆彡

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